【四字熟語】
不平不満
【読み方】
ふへいふまん
【意味】
ある物事や状態に対して、心持ちが穏やかでなく落ち着かないようす。
【語源・由来】
「不平」は、心がたいらかでないこと。満足できず心が穏やかではないこと。「不満」は、満足できないこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・欲求不満(よっきゅうふまん)
【対義語】
・円満具足(えんまんぐそく)
・福徳円満(ふくとくえんまん)
【英語訳】
complaint
discontent
complaint は不平、discontent は不満という意味です。
英語例文
君の不平不満にはうんざりだよ。I’m tired of your complaints.
不平不満を治す薬はない。No medicine can cure a ma of discontent.
<諺>
不満は進歩の第一歩。Discontent is the first step in progress.
不平不満(ふへいふまん)の使い方
ともこちゃん、何をそんなに怒っているの。
お母さんに、一歩的に私のほうが悪いってしかられたの。
不平不満でいっぱいなんだね。でも、冷静になってきちんと話をすればきっとお母さんもわかってくれるよ。
そうね、話してみるわ。
不平不満(ふへいふまん)の例文
- その決定に、彼は不平不満も言わずに受け入れた。
- 人に不平不満を抱かせるような言動はつつしむべきだ。
- 部長に対する不平不満が生じると、その矛先が係長に向けられるようになる。
- 国家に対するつもりに積もった不平不満がついに爆発、クーデターにまで発展してしまった。
- 失言を重ねる議員が増え、政治に対する不平不満は増大、政権発足時には豊富であった人材も枯渇することになる。
まとめ
世の中いいことばかりではありません。誰でも不平不満の一つや二つかかえていることでしょう。
しかし、ニューヨークにある大学の精神医学准教授の研究によると、不平、不満ばかりこぼしている人は自らの健康を害する危険性が高いのだそうです。
ときどき不平不満をぶちまけることは決して悪いことではありませんが、原因を見極め解決策を見出していかなければ、いつまでもそれにとらわれ最悪の結果をまねきかねません。
そうならないよう、日頃から気を付けなければいけませんね。