不老不死の意味(出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
不老不死
【読み方】
ふろうふし
【意味】
いつまでも年をとらず、死なないこと。
なるほどなあ。それは、つまり「年をとらず、死なずにずっと元気に生きていく」ってことやな。
昔の中国の人々は、そんな長生きできるのが理想やって思ってたんやな。
これは、「いつまでも元気でいられることのすごさ」を教えてくれる言葉なんやで。
昔の中国の人々は、そんな長生きできるのが理想やって思ってたんやな。
これは、「いつまでも元気でいられることのすごさ」を教えてくれる言葉なんやで。
【典拠・出典】
『列子』「湯問」
【類義語】
・不老長寿(ふろうちょうじゅ)
・長生久視(ちょうせいきゅうし)
・長生不死(ちょうせいふし)
・長生不老(ちょうせいふろう)
【英語訳】
immortality
immortality は不死、不滅という意味。
英語例文
魂は不滅だと信じる。I believe in the immortality of soul.
英語例文
魂は不滅だと信じる。I believe in the immortality of soul.
また、形式ばった表現として eternal youth が使われる。
不老不死の楽園。a paradise of eternal youth and immortality
不老不死(ふろうふし)の解説
カンタン!解説
「不老不死」は、文字通りに解釈すると、「老いることなく(不老)」、「死ぬことなく(不死)」って意味になるよ。つまり、永遠に若々しく、永遠に生き続ける、ということを指すんだ。
この四字熟語は、特に神話や伝説、ファンタジーの物語などでよく出てくるよ。不老不死の薬や、不老不死を持つ神や魔法使いなどが登場するんだ。これらはすべて、人間が持つ「永遠の生命」や「永遠の若さ」に対する願望を象徴しているとも言えるね。
でも実際のところ、人間は必ず老いて、そしていつかは死ぬ。だから、「不老不死を求める」っていう表現は、基本的には比喩的な意味で使われることが多いんだ。つまり、健康で長生きしたい、若々しさを保ちたいという人間の普遍的な願望を象徴する言葉として使われることが多いんだよ。
ちなみに、「不老不死」の出典は、古代中国の書物『列子』の一部、「湯問」から来ているんだ。これは、古代の賢者たちが不老不死について議論した話が描かれている部分で、ここから「不老不死」の概念が広まったとされているよ。
不老不死(ふろうふし)の使い方
八百比丘尼(やおびくに)って知ってる?
人魚の肉を食べて不老不死になったという女の人のことでしょう。
さすがともこちゃん、物知りだね。
八百比丘尼の伝説は全国各地に残っているわ。
興味があるなら調べてみたら。
興味があるなら調べてみたら。
不老不死(ふろうふし)の例文
- 不老不死とは、人類の見果てぬ夢である。
- 神話の中にも不老不死の話は残されており、最古のものは紀元前2000年頃にはあったとされるメソポタミアの「ギルガメシュ叙事詩」である。
- 「古事記」や「日本書紀」には不老不死の力を持った霊薬があったと記されている。
- 日本の「竹取物語」には不老不死の秘薬が、物語の最後に登場している。
- 中国の「史記」には始皇帝が不老不死を求め、実際、徐福という人物に蓬莱国へ行き、仙人を連れてくるように(あるいは仙薬を持ってくるようにと)命じたことが記されている。
- その本はあらゆる手段を講じて不老不死の力を持った者達と、新たに不老不死となった少年の物語である。
不老不死の文学作品などの用例
- 始皇帝はかれらに不老不死の霊薬をさがすことを命じ、これがために万金を散じた。<司馬遼太郎・項羽と劉邦>
これは中国の古代の人々が持っていた、理想的な生命の状態についての考え方からきているんだ。