一騎当千の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一騎当千
【読み方】
いっきとうせん
【意味】
1人の騎馬武者が1000人の敵に対抗でき得るほど強いこと。転じて、学識・経験・手腕などが人並みすぐれた実力者。
「千」は「ぜん」とも読む。
それはつまり、「一人で大勢の相手も相手にできる強い人」ってことやな。
学問でも、仕事でも、どんな場面でも自分一人でしっかりと立ち向かえる人のことを言うんや
学問でも、仕事でも、どんな場面でも自分一人でしっかりと立ち向かえる人のことを言うんや
これは、「自分の力を信じて一人でも立ち向かう大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「一騎当然」の語がみられるのは室町時代頃からで、中世末頃あでは「いっきとうぜん」と発音するのが一般的であった。同じ意味の語に「一人当千」があり、「一騎当千」が見られる以前の仏典にも見られるため、「一人当千」が生まれたと考えられる。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一人当千(いちにんとうせん)
・一人当百(いちにんとうひゃく)
・蓋世不抜(がいせいふばつ)
・万夫不当(ばんぷふとう)
・百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
【英語訳】
match for a thousand.
英語例文
かれらはいずれも一騎当千のいわものだ Each of these men is a match for a thousand.
かれらはいずれも一騎当千のいわものだ Each of these men is a match for a thousand.
一騎当千(いっきとうせん)の解説
カンタン!解説
「一騎当千」というのは、一人で大勢を相手にできるほど強い人、または、すごく特別な能力や経験を持っている人を表すんだよ。
ちょっと想像してみてほしい。一人の騎兵が千人の敵と戦っても全然大丈夫、っていうくらい強い人。それが「一騎当千」だよ。ここで「当千」っていうのは、「千人と戦う」っていう意味だよ。「千」は普通「せん」って読むけど、この場合は「ぜん」って読むこともあるよ。
例えば、「一騎当千の兵」っていうときは、一人でたくさんの敵と戦えるほど強い兵士を表しているんだよ。でも、これは戦争だけじゃなくて、スポーツや学問でも使えるんだ。「彼は一騎当千の学者だ」って言ったら、その人がすごく頭がいい、たくさんの知識を持っている、という意味になるよ。
一騎当千(いっきとうせん)の使い方
バレーボールに入っているのだけど、すごい選手が入ってきたの。
あっ! 転校してきた生徒だね。一騎当千ともいうべき才能のあるアタッカーらしいよ。
一人でも才能のある選手がいると、皆も刺激となってチームが一丸となり仲間とのつながりも一段と大きくなりステップアップすると思う。
みんな頑張ってほしいね。全国大会があるからね。
一騎当千(いっきとうせん)の例文
- 新プロジェクトの担当メンバーは一騎当千の強者揃いだ。
- ここにいる二人は、一騎当千の働きをするにちがいないと信じます。
- この人を見方につければ、それこそ一騎当千の大活躍をしてくれる。
- 一騎当千の選手をむかえて、陸上のリレーチームは優勝も狙えるようになった。
- バスケットボールBリーグ戦で一騎当千といってもいい選手が優勝へと導いた。
一騎当千の文学作品などの用例
- 各部隊に伝える伝令に、むかで衆と呼ばれている一騎当千の若い武士の一団が使われているのであった。<井上靖・風林火山>
もともとは、一人の騎士が千人の敵を相手にするという戦場のイメージから来ている。
転じて、知識や経験、能力がとてもすぐれた人を指すようになったんだ。