著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

犬馬之心【けんばのこころ】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
犬馬之心

【読み方】
けんばのこころ

【意味】
犬や馬が飼い主に尽くすほどのささやかな真心、という意味。そこから転じて臣下が主君に尽くす忠誠の心を謙っていう言葉でもある。

【典拠・出典】
史記』「三王世家」

【類義語】
狗馬之心(くばのこころ)

犬馬之心(けんばのこころ)の使い方

健太
とてもお世話になった空手の先生が、遠くに引越しをすることになったんだ。
ともこ
それは残念なことね。
健太
先生には犬馬之心を抱いていたくらい尊敬していたから、最後の試合では優勝をプレゼントしたいんだ!
ともこ
それはきっと喜ぶわよ。がんばってね。

犬馬之心(けんばのこころ)の例文

  1. 彼には犬馬之心でずっとお仕えしてきましたし、これからもお仕えするつもりです。
  2. この作家の作品は、天下を統一した大名ではなく、犬馬之心で主人に尽くす無名の陰の功労者を主人公にした話が多いです。
  3. 彼の支援のおかげで僕は音楽を続けることができたので、犬馬之心で尽くし、大恩に報いたいです。
  4. 犬馬之心を持って部長のために働く所存です。
  5. 先生が僕を見捨てず気にかけてくれたおかげで、僕は希望を持ち、夢に向かって進むことが出来たので、犬馬之心で尽くしたいと思っています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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