【四字熟語】
奇策縦横
【読み方】
きさくじゅうおう
【意味】
奇抜な策略やアイディアが自由自在に出ること。人の意表をついた奇抜で巧妙なはかりごとを、次から次にひねり出すこと。相手の思いもよらない変わった策略を思うとおりに行うこと。また、すぐれた計略を自在に行うこと。
【語源由来】
「奇策」は人が驚くような奇抜な計画や策略、普通の人の意表をつくはかりごとの意味で、「縦横」は自由自在、思う通りに振舞うことの意味です。
【典拠・出典】
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【類義語】
・機知奇策(きちきさく)
・機謀権略(きぼうけんりゃく)
・神機妙算(しんきみょうさん)
・神算鬼謀(しんさんきぼう)
・機略縦横(きりゃくじゅうおう)
【英語訳】
ingenious scheme
奇策縦横(きさくじゅうおう)の使い方
うちの野球部は本当に強いよね。
うん、特に監督が意表を突く戦略が得意だよね。
この間の試合もまさかの展開で相手の学校も驚いていたよね。
まさに奇策縦横の監督だよね。
奇策縦横(きさくじゅうおう)の例文
- 新たにその業界に参入したB社は奇策縦横の戦略を次々に成功させて、たちまちシェアの半分を獲得した。
- 奇策縦横の名将といえば、織田信長が真っ先に名前が浮かぶ。
- その経営コンサルタントは奇策縦横で、常に驚きの戦略を提案し続けてきた。
- 奇策縦横な能力を発揮し、コーチ時代から常に新しい戦略を試し続けてきた名監督である。
- 新しいアイディアが次々と浮かび、奇策縦横ともいえる、その発想力が大きな武器である。
まとめ
奇策縦横な人物としては織田信長をイメージしますが、実は織田信長が戦った合戦の多くは勝つべくして勝ったと言われています。桶狭間の戦い以外の合戦は殆どが手堅い戦で、無理な戦はしなかったと言われています。奇抜な発想を持つ、自由奔放なイメージですが、手堅い一面もあったようです。意外ですね。