【四字熟語】
独断専行
【読み方】
どくだんせんこう
【意味】
独断(自分一人の考えで勝手に決めること)で勝手に事を行うこと。
【語源・由来】
「専行」は「自分だけの判断で行うこと」の意味。「先行」(一歩先に立つこと)と取り違えないよう、気をつけましょう。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・我田引水(がでんいんすい)
・自分勝手(じぶんかって)
・得手勝手(えてかって)
・勝手気儘(かってきまま)
・自分本位(じぶんほんい)
・手前勝手(てまえかって)
【英語訳】
・Arbitrary decision and execution
・To act on your own authority
・To act arbitrarily without consultation
独断専行(どくだんせんこう)の使い方
体育祭の運営委員会、もめちゃったんだ。
どうしてまた?
組み体操の代わりにフォークダンスをって、運営委員長が勝手に決めちゃってさぁ。
委員長の独断専行って訳ね。
絶対やりたくないって、委員達が猛反対してるんだよ。
独断専行(どくだんせんこう)の例文
- 新任の上司はその独断専行型の手法で、強引に次々と契約を成立させていった。
- 周囲への相談もなく、彼が独断専行で事を進めた結果、こんなことになってしまった。
- そんなふうに独断専行して大丈夫? 失敗したらひどいよ。
- 彼の独断専行ぶりにはとてもじゃないが、付いていけない。
- 彼は言うなれば、独断専行、我田引水の人と言える。
まとめ
【独断専行】は「自分一人で決断し、勝手に行う」というネガティブなイメージを含む四字熟語です。結果はどうであれ、「周囲に相談もなく」という点が問題になります。
事を進めるにあたり、全くの相談もなしに行うと、往々にして失敗に帰する場合が多いからでしょう。
もちろんそうしたやり方が問題の無い場合ももちろんありますし、むしろ「船頭多くして船進まず」状態を防ぐ意味でも、時にはこうした行動も必要でしょう。
しかし、常に【独断専行】で事を進めると、人間関係は破綻しかねません。気をつけたいものですね。