歓天喜地の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
歓天喜地
【読み方】
かんてんきち
【意味】
大喜びすること。思わず小躍りするような大きな喜び。身の置き所がないほどのたいへんな喜びをいう。
天を仰いで喜び、地に向かって喜ぶこと。
それは、サッカーでゴール決めたときのように、「わーい!」ってなる感じやな。
これは、「大喜びの表現」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「歓喜」の熟語を「歓喜」と「天地」とで四字にした合成語。
『天に歓び地に喜ぶ』と訓読する。
「歓」は、叫び喜ぶこと。「歓天」は天に向かって喜ぶ意味。
「喜」は、もとは楽器を奏でて喜ぶこと。「喜地」で地に向かって喜ぶ意味となる。
【典拠・出典】
『水滸伝』「二」
【類義語】
・有頂天外(うちょうてんがい)
・歓欣鼓舞(かんきんこぶ)
・狂喜乱舞(きょうきらんぶ)
・欣喜雀躍(きんきじゃくやく)
・手舞足踏(しゅぶそくとう)
・喜躍抃舞(きやくべんぷ)
【英語訳】
・The delight
・jubilation
・exultation
・great joy
・Rejoicing in the sky, rejoicing in the Earth
・The more you want to dance, the greater the joy
歓天喜地(かんてんきち)の解説
「歓天喜地」とは、めちゃくちゃ嬉しい状態を表すんだよ。まるで跳び跳ねて喜びたくなるぐらい、本当にうれしい状況を指すんだ。これを分解すると、「歓天」と「喜地」の二つに分けられるんだよ。
「歓天」は、天に向かって喜ぶという意味で、「喜地」は、地に向かって喜ぶという意味だよ。つまり、「歓天喜地」っていうのは、「天にも地にも喜びを伝えるほどの大喜び」って意味なんだ。
「歓」っていうのは、声をあげて喜ぶことを表すんだ。「喜」っていうのは、昔の言葉で、楽しく音楽を奏でることを意味するんだよ。
だから、「歓天喜地の大喝采」っていうと、とても喜んで、大きな拍手喝采が起こる状況を表してるんだよ。これを使えば、例えば誕生日プレゼントが思ってた以上のすごいものだったとき、「歓天喜地になったよ」って言うことができるね。
歓天喜地(かんてんきち)の使い方
歓天喜地(かんてんきち)の例文
- あの甲子園のヒーローがこの地に引っ越してきた。
市民は喜び、市をあげて歓天喜地の大パレードをおこなった。 - 倒産寸前だったが、社員皆で努力した甲斐あってギリギリのところで融資を受けられることになり、会社存続が決まった。社長はうれし泣き、社員は歓天喜地の大騒ぎだ。
- 一度離れてしまった彼女の心を再び取り戻したんだから、彼の歓天喜地ときたら尋常じゃないよ。
- 私がオリンピックで金メダルを獲る目標を果たした時、
テレビの前の両親は歓天喜地の様子だったと聞いた。 - 待ちに待ったお世継ぎの誕生に江戸城中が歓天喜地の大騒ぎとなった。
漆桶(しっつう)を抜くがごとく痛快なる悟りを得て歓天喜地の至境に達したのさ
大変な喜びがあふれ出る様子を描いているんだ。