【四字熟語】
黙契秘旨
【読み方】
もくけいひし
「もっけいひし」とも読む。
【意味】
ことばを交わすことなく、秘密にしたままで、互いに了解しあっている考え。
【語源・由来】
「黙契」は、話さなくても意志が通じ合うこと。言わず語らずのうちに互いに了解しあうこと。「秘旨」は、秘密の考え。
【典拠・出典】
-
【類義語】
(「ことばを交わさずに」の意味で)
・以心伝心(いしんでんしん)
・感応道交(かんのうどうこう)
・神会黙契(しんかいもっけい)
・拈華微笑(ねんげみしょう)
・不立文字(ふりゅうもんじ)
(「秘密に」の意味で)
・一子相伝(いっしそうでん)
・奥義秘伝(おうぎひでん)
・真言秘密(しんごんひみつ)
・父子相伝(ふしそうでん)
黙契秘旨(もくけいひし)の使い方
健太くんと先生で何を話していたの?
話し合っていないんだけどわかり合ったって感じだね。
黙契秘旨があったってこと?
そういうことだね。
黙契秘旨(もくけいひし)の例文
- 男同士だと、黙契秘旨というものがある。
- 健太くんと彼は、お互いの手を握り合ったが、何も語らず黙契秘旨があったようだ。
- ともこちゃんと彼女は黙契秘旨があるようで、目を合わせただけで言葉は交わさなかった。
- 帰宅した健太くんとお父さんには黙契秘旨があったようですね。
- 信頼関係がある健太くんとは、黙契秘旨がある。