理非曲直の意味(類義語)
【四字熟語】
理非曲直
【読み方】
りひきょくちょく
【意味】
道理に合っていることと合っていないこと。不正なことと正しいこと。
なるほどぉ。それは、つまり「ちゃんと正しいことと間違ってることを見分ける」ってことやな。
何がホンマのことで、何がウソやかをちゃんと考えるんやな。
これは、「事を冷静に見て真実を見つける力」を育てる言葉やな。
何がホンマのことで、何がウソやかをちゃんと考えるんやな。
これは、「事を冷静に見て真実を見つける力」を育てる言葉やな。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・是是非非(ぜぜひひ)
・是非曲直(ぜひきょくちょく)
・是非善悪(ぜひぜんあく)
理非曲直(りひきょくちょく)の解説
カンタン!解説
「理非曲直」というのは、何が正しいか間違っているか、何が道理に合っているか、それともそれからはずれているかを示す言葉なんだよ。
「理非」っていうのは、「何が道理に合っていて、何がそうじゃないか」を表すんだ。「道理に合っている」っていうのは、何が正しくて、何が間違っているかってことさ。
「曲直」っていうのは、「何が曲がっていて、何がまっすぐなのか」を表すんだ。ここでの「曲がっている」っていうのは、「何が正しくないか」、「まっすぐなの」っていうのは「何が正しいか」を示しているんだよ。
だから、「理非曲直」っていうのは、「何が道徳的に正しくて、何が間違っているか」っていうことを考えるときに使うんだよ。
例えば、「理非曲直を正す」っていうときは、何が正しくて、何が間違っているかをちゃんと理解して、間違っているところを直す、つまり正しい道に戻すっていう意味になるんだよ。
理非曲直(りひきょくちょく)の使い方
僕が友達と喧嘩をしていたら、母さんが、理非曲直を問わず僕を叱り飛ばしたんだよ。
健太くんが売られた喧嘩だったのに?
そうなんだよ。せめて両者の話を聞いてから判断してほしかったよ。
自分の子供をもっと信用してほしいわよね。
理非曲直(りひきょくちょく)の例文
- その場では、理非曲直はいずれにあるかわからなかったけれども、こんな批判を受けることは彼にとって良くないことは明らかでした。
- 池波正太郎の愛読者の多くは、理非曲直をわきまえた成熟した大人としての彼に共感している。
- 理非曲直を問いただす人物として一目置かれるとともに、一部の人からは煙たがられてもいました。
- 一般に、弱い立場に置かれている者に対しては、敢えて冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまうものです。
- 先生のお力で、理非曲直を明らかにしていただきたい。
理非曲直の文学作品などの用例
- 目標はダルメイダが滞在し説教していた信者の家であった。しかしこの争の理非曲直は明白である。<和辻哲郎・鎖国>
- 理非曲直も弁えずに、途方もない夢ばかり見続けている、――其処が高平太の強い所じゃ。〈芥川龍之介・俊寛〉
事柄の真実や道理を見極めることの大切さを教えてくれる言葉だね。