【四字熟語】
積悪余殃
【読み方】
せきあくのよおう
【意味】
悪事をかさねた報いが子孫にまで及ぶこと。
【語源・由来】
「積悪」は数々の悪い行い、悪事の積み重ね。「余殃」は祖先の悪事の報いとして子孫にまで残るわざわい。
【典拠・出典】
『易経』「坤卦・文言伝」
【対義語】
・積善余慶(せきぜんのよけい)
積悪余殃(せきあくのよおう)の使い方
またくじ引きで外れてしまったよ。僕の運の悪さは積悪余殃が原因なんじゃないかな。
健太くんの先祖が悪いことをしたの?
きっとそうだよ。先祖の犯した罪による罰が、子々孫々にまで及んでいるんだと思うよ。
健太くんの先祖を敬わない姿勢が運の悪さの原因じゃないかしら。
積悪余殃(せきあくのよおう)の例文
- おじいちゃんも父さんもがんで亡くなり、僕もまたがんになったのは積悪余殃だろうか。
- 積悪余殃というのだから、子孫のことまで考えて行動をしなくてはならない。
- あの家が不運続きなのは、先代が悪事の限りを尽くしてきたから、つまり積悪余殃です。
- 何をやってもうまくいかないのは、積悪余殃、きっとご先祖様が相当悪いことをしたんだろう。
- ここで衝動的に罪を犯して積悪余殃、子供たちに累が及ぶことになってはいけないんだ。