千古不易の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
千古不易
【読み方】
せんこふえき
【意味】
永遠に変化しないこと。価値などが長年にわたり変化しないこと。
つまり、「どんなに時間が経っても変わらへんもの」ってことやな。
一生変わらんような大切なものや思い、それが「千古不易」ってことやな。
これは、「永遠に変わらへんものの価値」を伝えてくれる言葉やな。
一生変わらんような大切なものや思い、それが「千古不易」ってことやな。
これは、「永遠に変わらへんものの価値」を伝えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「千古」は太古、遠い昔。また、そのときから現在に至るまでの長い時間。「不易」は変化しないこと。「易」を「えき」と読むときは変わる、変化するの意。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・永遠不変(えいえんふへん)
・千古不朽(せんこふきゅう)
・千古不抜(せんこふばつ)
・千古不変(せんこふへん)
・千古不磨(せんこふま)
・千載不易(せんざいふえき)
・万古不易(ばんんこふえき)
・万世不易(ばんせいふえき)
・百世不磨(ひゃくせいふま)
【対義語】
・一時流行(いちじりゅうこう)
【英語訳】
unchangeable/unceasing/everlasting/perpetual
千古不易(せんこふえき)の解説
カンタン!解説
「千古不易」っていうのは、何世紀もの間、全然変わらないことを表すんだよ。それは、価値が変わらないとか、いつまでもそのままだという意味だよ。
「千古」は、すごく遠い昔から今までの長ーい時間を指すんだ。「不易」は、「変わらない」っていう意味だよ。「易」って言葉は、「変わる」や「変化する」っていう意味があるんだ。
だから、「千古不易」は、どんなに時間が経っても変わらないという意味になるんだよ。例えば、「千古不易の理想」と言うときは、昔からずっと変わらない理想、つまりずっと変わらない目標や願いを表すんだよ。
千古不易(せんこふえき)の使い方
ともこちゃん、今日は海に来てよかったね。
そうね。打ち寄せる波を見ていると、なんだか心が落ち着くわ。
泳いで遊ぶのも楽しいけれど、秋の海もいいものだね。
千古不易の自然の営みとは、不思議なものね。
千古不易(せんこふえき)の例文
- この山々の景色は、千古不易なものだ。
- 文学とは、千古不易の価値があるものだと思う。
- 千古不易の作品を作るだなんて言い出すものだから、みんな驚いてしまうじゃないか。
- 自然の営みというものは、千古不易だと思いを馳せてみるのもいいだろう。
- 変化の多い時代だけれど、だからこそ千古不易というものを大切していきたいと思っている。
千古不易の文学作品などの用例
- 今も昔も男と女客と妓女とのいきさつこれのみまことに千古不易の人情とや申すべき。<永井荷風・腕くらべ>
- 事に依ると、あんなクラッシックな、俳諧の用語で言えば、一時流行でなくて千古不易の方に属する作を味う余裕は、青年の多数には無いと云っても好かろう。〈森鷗外・青年〉
これは、ものごとの本質が永遠に不変であるという意味が込められている。