千差万別の意味(出典・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
千差万別
【読み方】
せんさばんべつ
「せんさまんべつ」とも読む
【意味】
それぞれが様々に変わっていること
つまり、「いろんな種類のものがあって、その一つ一つが全然ちがう」ってことやな。
もんのすごいたくさんの種類や色や形があって、全部一緒のものはないんやな。
これは、「世の中にはたくさんの違いがある」って教えてくれる言葉やで。
もんのすごいたくさんの種類や色や形があって、全部一緒のものはないんやな。
これは、「世の中にはたくさんの違いがある」って教えてくれる言葉やで。
【典拠・出典】
『景徳伝灯録』
【類義語】
・十人十色(じゅうにんといろ)
・種々様々(しゅしゅさまざま)
・多種多様(たしゅたよう)
・千態万状(せんたいばんじょう)
・千態万様(せんたいばんよう)
【対義語】
・千篇一律(せんぺんいちりつ)
【英語訳】
infinite variety
multifarious
motley
of various kinds
例文
ジャングルは千差万別な虫がいる自然の博物館だ。
Jungle is the natural museum of insects of infinite variety.
ジャングルは千差万別な虫がいる自然の博物館だ。
Jungle is the natural museum of insects of infinite variety.
千差万別(せんさばんべつ)の解説
カンタン!解説
「千差万別」っていうのは、色んなことがバラバラで、同じじゃないことを意味するんだよ。
「千」や「万」っていうのは、とってもたくさんのことを示すんだ。
「差別」っていうのは、それぞれが違うっていう意味だからね。
つまり、「千差万別」っていうのは、いっぱいあるものが一つ一つ違っている、ということを言うんだ。
たとえば、「千差万別な意見」って言ったら、たくさんの人たちがそれぞれ違う意見を持っているってことになるよ。
ちなみに、「差」は「しゃ」、「万」は「まん」って読むこともあるよ。
この四字熟語の出どころは、「景徳伝灯録」っていう本の中の一部分から来ているんだよ。
千差万別(せんさばんべつ)の使い方
昨日、この画家の展覧会に行ってきたの。
へえ、あんまり聞いたことのない名前だな。で、どうだったの?
うーん、かなりユニークな作品だと思った。でも、私は割と好みだったわよ。一緒に行った友達は、それほど良いとは思わないって言ってたけどね。
それはまあ、人の好みは千差万別だからね。
千差万別(せんさばんべつ)の例文
- 教師生活も二十年を越えました。何人もの生徒に出会ってきましたけれど、個性は皆千差万別。本当に色々な子がいましたねえ。
- この子はマグロ風味が好きで、この子はチキン。こっちの子は猫缶よりもカリカリが好きなんですよ。猫だって味の好みは千差万別なんです。
- どうして女の子はセーラー服、男の子は学ランて決められているんだろう。皆それぞれに個性があって、着たいと思う服だって千差万別だと思うんだけど。
- 君達の意見も、もっともだと思う。千差万別な考え方があって当然なんだが、ここはひとつお互いに歩み寄って、答えを出さなくてはならないんじゃないかな。
千差万別の文学作品などの用例
- 死体の恰好は千差万別だが、共通している一点は、俯伏せの姿が多すぎることである。<井伏鱒二・黒い雨>
これは、多種多様、それぞれ違って一つとして同じものがないという意味だね。