七転八倒の意味(出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
七転八倒
【読み方】
しちてんばっとう
【意味】
激しい苦痛で、転げ回って、もがき苦しむこと。「七」「八」は回数が多いこと。何度も転んでは起き、起きては転ぶ意。
「しってんばっとう」「しちてんはっとう」とも読む。また「転」は「顚」とも書く。
それやったら、まるで「すごく苦しくてもがいて転がり回る」って感じやな。
それか、「ものすごく混乱してる状況」を言うんやな。つまり、ほんまに大変な時に使う言葉やね。
それか、「ものすごく混乱してる状況」を言うんやな。つまり、ほんまに大変な時に使う言葉やね。
【典拠・出典】
『朱子語類』「五一」
【類義語】
・四苦八苦(しくはっく)
・七難八苦(しちなんはっく)
・千荊万棘(せんけいばんきょく)
・千辛万苦(せんしんばんく)
【英語訳】
tossing oneself about in great pain
agony(名詞)
英語例文 行ってみると彼は七転八倒の苦しみ最中 He was in agonies
英語例文 行ってみると彼は七転八倒の苦しみ最中 He was in agonies
七転八倒(しちてんばっとう)の解説
カンタン!解説
「七転八倒」っていうのは、すごく辛いことや痛いことで、本当につらくて、ぐるぐると転がり回る様子を表すんだよ。
「七」「八」っていうのは、「たくさん」っていう意味だから、たくさん転がり回るっていうことだよ。
ちなみに、読み方は「しってんばっとう」や「しちてんはっとう」とも言うんだよ。
それで、「七転八倒してのたうち回る」や「七転八倒の苦しみ」って言うときは、とてもつらくて、何度も何度も転がり回っている様子を表しているんだよ。
この言葉の出どころは、「朱子語類」っていう古い本から来ているんだよ。
七転八倒(しちてんばっとう)の使い方
健太くん、体調悪そうね。
日曜日に山に行って、山菜と思って食べたら、おなかをこわして、七転八倒したよ。
大変だったね。
よく、みてから食べないとね。
七転八倒(しちてんばっとう)の例文
- 彼は腎臓結石になり、七転八倒の苦しみにあった。
- 劇場にいったら、七転八倒の大騒ぎを演じていた。
- その日は夕方から苦痛に七転八倒していたのだ。
- 思いもよらない事態に遭遇して七転八倒した。
- 週末に胆石が動いて、七転八倒の苦しみを味わった。
- サッカーボールを蹴ったら友だちの顔に当たり友だちは七転八倒に苦しんだ
七転八倒の文学作品などの用例
- ぼくは、居たたまれず、船室に駆けこみ、頭を押えて、七転八倒の苦しみでした。<田中英光・オリンポスの果実>
また、混乱してどうにもならない状況を示すこともあるんだ。