【四字熟語】
孫楚漱石
【読み方】
そんそそうせき
【意味】
強情で負け惜しみの強いこと。また、うまくこじつけていい逃れをすること。
【語源・由来】
西晋の孫楚が隠遁を望み「石に枕し流れに漱ぐような自然な暮らしがしたい」と言うべきところを「石に漱ぎ流れに枕す」といい誤った。そんなことはできないといわれて、孫楚は、「石に漱ぐのは歯を磨くため、流れに枕するのは耳を洗うためだ」といいはって、誤りを認めなかったことから。
【典拠・出典】
『晋書』「孫楚伝」
【類義語】
・指鹿為馬(しろくいば)
・枕流漱石(ちんりゅうそうせき)
・我田引水(がでんいんすい)
・牽強附会(けんきょうふかい)
・漱石枕流(そうせきちんりゅう)
孫楚漱石(そんそそうせき)の使い方
健太くん。さっきセリフを忘れて詰まってしまったでしょう?
違うよ。えーっと。あれはだね・・・。そうだよ。わざと間をあけたんだよ。
ええーっ。あれは絶対に失敗したんでしょう?ミスを認めないなんて孫楚漱石だわ。
何と言われようともミスはない!
孫楚漱石(そんそそうせき)の例文
- 孫楚漱石のような言い訳をしていると、ミスから学び成長することができなくなりますよ。
- 健太くんは孫楚漱石だから、絶対に負けを認めないでしょう。
- 孫楚漱石をするようになった幼い息子の成長に驚き、同時にほほえましく思いました。
- 落とし穴に落ちたんじゃなくて、穴に入りたい気分だったなんて孫楚漱石、素直じゃないよね。
- 父さんは孫楚漱石、言い訳ばかりの頑固者で、息子の目から見てもカッコ悪い。