怪気炎【かいきえん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
怪気炎

【読み方】
かいきえん

【意味】
酒を飲んだりした勢いで言う、あやしげな内容の考え。「―をあげる」

【語源由来】
「気炎」は炎をあげるように盛んな気勢という意味。それだけなら活気的な印象だが、「怪しい」とつくことによって盛んな様子を、度が過ぎた疑わしい態度と見られる。例えばお酒に酔った勢いなど、本心なのかどうか疑わしい様子などを指す。

漢字違いで「快気炎」があるが、こちらは「聞いていてこころよくなるほど元気な発言」という意味でつかわれる。怪気炎からの造語である。

【類義語】
息を巻く・おだをあげる


怪気炎(かいきえん)の使い方

健太
ともこちゃん!今度家族でハワイに行くことになったんだ!!お土産何がいーい?
ともこ
まあ!いいわねぇ。お父さんお仕事忙しいのによく計画してくれたわね。良かったね。
健太
うん!昨日お酒を飲んで上機嫌でね!何だかお母さんは怒ってたけど。
ともこ
…それはきっとお父さんが怪気炎をあげているのに気付いたからよ。残念ね、健太くん。

怪気炎(かいきえん)の例文

  1. この土地で何があったのか怪気炎を持つ連中ばかりで身を引き締めようと思った。
  2. 彼はじっとあの男の怪気炎を聞いているが探りを入れるようなまなざしである。
  3. 酒には呑まれたが怪気炎には呑まれまい。
  4. 上司の怪気炎が止まらないが心得たように皆聞いているふりだけをしている。
  5. この衝動を抑えられず怪気炎をあげずにはいられなかった。
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