昼夜兼行の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
昼夜兼行
【読み方】
ちゅうやけんこう
【意味】
昼夜をわかたずに仕事をすること。また、昼も夜も休まず道を急行すること。
昼も夜も休まずに進んで行くってことは、とっても頑張っているってことやな。
これは、「休むことなく頑張り続けることの大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「昼夜」は昼と夜。一日中。「兼行」は急いで一日に普通の倍の道のりを歩くこと。
【典拠・出典】
『三国志』「呉志・呂蒙伝」
【類義語】
・晨夜兼道(しんやけんどう)
・倍日并行(ばいじつへいこう)
・不解衣帯(ふかいいたい)
・不眠不休(ふみんふきゅう)
・連日連夜(れんじつれんや)
昼夜兼行(ちゅうやけんこう)の解説
「昼夜兼行」っていうのは、昼も夜も休むことなく、仕事をすることを表すんだよ。まるで、ロボットのように眠らないで、ずっと働き続けるイメージだね。また、これは道を急いで進むことも意味するよ。つまり、一日中、休むことなく旅を続けることだよ。
「昼夜」は、まさに昼と夜、つまり一日中を意味しているんだ。「兼行」は、急いで一日で普通よりもっとたくさんの道のりを進むことを表しているよ。
この言葉の出どころは、昔の中国の話だよ。三国時代の呉という国の呂蒙という人が、主君の命令で、遠くの蜀という国の関羽を討つために、昼夜休むことなく急いで行ったんだ。その話がこの言葉の元になっているんだよ。
「昼夜兼行の突貫工事」っていう表現は、昼も夜も休むことなく、急いで工事を進めることを言うんだよ。休む時間もないくらいに一生懸命働く、それが「昼夜兼行」なんだよ。出典は、『呉志』という本の中の呂蒙の話から来ているんだよ。
昼夜兼行(ちゅうやけんこう)の使い方
昼夜兼行(ちゅうやけんこう)の例文
- 健太くんが逃げ出さないように、昼夜兼行で監視が付きました。
- 昼夜兼行で急いで駆けつけたのですが、間に合いませんでした。
- 昼夜兼行で勉強しても、普段勉強をしない健太くんではろくな点数は取れないでしょう。
- 昼夜兼行で作業したので、作業員の間に仲間意識が芽生えました。
- 昼夜兼行で完成を急いでいます。
昼夜兼行の文学作品などの用例
- 勘助が昼夜兼行で馬を駈けさせ、古府の城下へはいったのは暁方だった。<井上靖・風林火山>
つまり、昼夜を問わず、物事を続けることをいうんだ。