海千山千の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
海千山千
【読み方】
うみせんやません
【意味】
経験豊かで、悪賢いこと。裏も表も知り抜いた、したたかでずるがしこい人をさしていう。
世間の裏も表も知りつくしていること。
そうなんや。それって「世の中の色んなことを経験してきて、うまく生きていくための知恵を持ってる人」ってことやな。
どんな状況でも対応できて、一筋縄で釣れる魚ではない、つまり普通の方法では手に負えないってことやな。
これは、「経験と知恵を持って、どんな状況でも生き抜く力」を表してる言葉なんやで。
どんな状況でも対応できて、一筋縄で釣れる魚ではない、つまり普通の方法では手に負えないってことやな。
これは、「経験と知恵を持って、どんな状況でも生き抜く力」を表してる言葉なんやで。
【語源・由来】
「海に千年、山に千年」の略。海と山に千年ずつ住んだ蛇は、竜になるという言い伝えから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・海千河千(うみせんかわせん)
・千軍万馬(せんぐんばんば)
・百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
・飽経風霜(ほうけふうそう)
【英語訳】
old fox
英文例題
彼は海千山千のしたたか者だ。He’s a cunning wily old fox.
彼は海千山千のしたたか者だ。He’s a cunning wily old fox.
海千山千(うみせんやません)の解説
カンタン!解説
「海千山千」っていうのはね、すごくたくさんの経験を積んで、物事のいろんな面を知り尽くした、ずるがしこい人を指すんだよ。つまり、いろんなことを見てきて、いろんな経験をして、すごく賢くなっちゃった人のことだよ。
この言葉は、「海に千年、山に千年」っていう古い言い伝えから来ていて、海でも山でも千年間生き抜いた蛇は、その経験でドラゴンになるっていう話を元にしているんだ。
だから、「海千山千の商売上手」って言ったら、長い間いろんな経験を積み重ねて、商売の世界でもすごく賢くなっちゃった人、つまり、商売が上手で、だからといってズルいことも平気でやっちゃうような人を指すんだよ。
海千山千(うみせんやません)の使い方
本当によく頭の回る生徒で、あまりいいことではないけど、ずる賢いとしかいえない。
彼はまだ若いのに、世間の裏も表も知りつくしているような雰囲気があるね。
そうね。ただ結果をまつのはきらいなんでしょう。いろいろ思考をかさねて結果を残したいんでしょうね。
海千山千とまではいかないけど、さすがにやり手だよね。
海千山千(うみせんやません)の例文
- 海千山千の相手だけに交渉を有利に進めるのは容易ではない。
- 着任当初は海千山千の人たちとどう交渉していくか悩んだ。
- 何といっても海千山千の彼は危ない橋を渡ってきた。
- 海千山千のあの政治家は、やっぱり今回の難局も乗り切った。
- 仕事相手の人は海千山千のベテランなので、気を引き締めてかかろう。
海千山千の文学作品などの用例
- そんなことぐらい知らんようでは、海千山千の医師会や、同窓会の役員は勤まらんよ、<山崎豊子・白い巨塔>
そのような人は、一筋縄ではいかない、すなわち普通の方法では対応できないという意味があるんだ。