目次
弱肉強食の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
弱肉強食
【読み方】
じゃくにくきょうしょく
【意味】
弱いものが強いもののえじきになること。強い者が弱い者を思うままに感じて繁栄すること。
それは「弱いもんは、強いもんのエサになる」みたいな意味やな。
つまり、強い者が勝って、弱い者が負ける、そんな厳しい世界を言うんやで。
これは、「生き残るためには強くなる必要がある」ってことを教えてくれる言葉やな。
つまり、強い者が勝って、弱い者が負ける、そんな厳しい世界を言うんやで。
これは、「生き残るためには強くなる必要がある」ってことを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「送浮層文暢師序」に、鳥や獣の生存競争の厳しさを述べて、「弱の肉は、強の食」と言ったところに由来するという。鹿など弱いものの肉をライオンなど猛獣が食べて生きるのが鳥獣の世界の摂理である。
【典拠・出典】
韓愈「送浮屠分暢師序」
【類義語】
・自然淘汰(しぜんとうた)
・優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)
・適者生存(てきしゃせいぞん)
・強食弱肉(きょうしょくじゃくにく)
【英語訳】
the survival of the fittest
survival 生き残る・fit 強い、健康である・fittest 一番強い。
直訳は一番強いものは生き残る。
英語例文
ジャングルの掟。the law of the jungle.
一番弱い者は壁に追いやられる。The weakest person is driven to the wall.
直訳は一番強いものは生き残る。
英語例文
ジャングルの掟。the law of the jungle.
一番弱い者は壁に追いやられる。The weakest person is driven to the wall.
弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)の解説
カンタン!解説
「弱肉強食」っていうのは、弱い者が強い者に食べられちゃう、つまり、強い者が弱い者を自分の思うままに支配することを言うんだよ。
これを考えるとちょっと悲しいけど、世の中にはこんなことも起こるんだよね。
例えば、大きな会社が小さな会社を吸収してしまうことなんかも「弱肉強食」にあたるかな。
「強食弱肉」っていう言い方もあるよ。これは同じ意味だよ。
この言葉、韓愈っていう人が書いた「浮屠の文暢師を送るの序」っていう文章から来ているんだよ。
弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)の使い方
昨日ジャングルの映画をみたの。
僕も見たよ。目を覆いたくなる程のすさまじい光景もあったね。
ライオンなど遠くから獲物をねらってすごい早さで向かっていく。ねらわれたものも一生懸命にげるけどつかまってしまう。弱い者には悲嘆するけど、強いものにも生きて行くことだからね。家族もいるし……
生きていくって、弱肉強食なんだね。
弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)の例文
- 基本的には敵はいないけど、弱肉強食の戦いはある。
- 競争が激化し、この業界は弱肉強食の様相を呈し始めた。
- 社会の非常なる弱肉強食の原理に逆らうことはできない。
- 強い戦闘力を持てるものが、下位のものを支配するという弱肉強食の世界だ。
- 自然のなかでは弱肉強食だから生きていける。
弱肉強食の文学作品などの用例
- 二十数回にわたって蛇が蛙かえるを呑のむ現場に立ち会い、弱肉強食のさまを観察した。<井上ひさし・下駄の上の卵>
つまり、力のある者が生き残る、という厳しい世界のことを表しているんだよ。