【四字熟語】
匡衡壁鑿
【読み方】
きょうこうへきさく
【意味】
貧しい生活をしながら勉学に励みがんばること。苦学すること。
「匡衡」は中国前漢の学者の名前。「壁鑿」は壁に穴を開けること。
【故事】
若い頃匡衡は貧しく灯油の油が買えなかったため、壁に穴をあれて隣家の明かりで勉強したという故事から、苦学することの例えとして用いる。
【典拠・出典】
『西京雑記』「二」
【類義語】
・蛍雪之功(けいせつのこう)
・鑿壁偸光(さくへきとうこう)
・車胤聚蛍(しゃいんしゅうけい)
・穿壁引光(せんぺきいんこう)
・孫康映雪(そんこうえいせつ)
匡衡壁鑿(きょうこうへきさく)の使い方
父さんが、毎日勉強しろってうるさいんだよね。
そりゃあそうよね。健太くんのお父さんは、匡衡壁鑿をして社長までのし上がったんだもの。恵まれている健太くんにはさらに頑張ってもらいたいわよね。
父さんは父さん、僕は僕だよ。蛍の光や雪明りで勉強するなんてそんなことできないよ。
電気をつけていいから、宿題だけでも毎日やりましょうね。
匡衡壁鑿(きょうこうへきさく)の例文
- 新聞配達をしながら匡衡壁鑿をして大学に進みました。
- 匡衡壁鑿をして人一倍勉強し、返済不要の奨学金をもらえることになりました。
- 匡衡壁鑿を経て今の僕があるので、同じ苦学生を一人でも多く助けてあげたい。
- 匡衡壁鑿をしていた私の下にあしながおじさんが現れ、生活を支援してくれました。
- 匡衡壁鑿をしていた僕は、アルバイトと勉強の掛け持ちで遊んでいる暇はありませんでいた。