【四字熟語】
口耳講説
【読み方】
こうじこうせつ
【意味】
人の話を聞いて、十分に理解しないままにすぐ人に話すこと。受け売りのこと。
【語源・由来】
「口耳」は口と耳の間の距離のこと。「講説」は説き明かすこと。
【典拠・出典】
『伝習録』「上」
【類義語】
・口耳四寸(こうじよんすん)
・口耳之学(こうじのがく)
・道聴塗説(どうちょうとせつ)
口耳講説(こうじこうせつ)の使い方
上手に弾けないわ。どうすればピアノが上手に弾けるようになるのかしら?
楽譜は作曲者からの手紙なんだよ。だから、その手紙が伝えたいことを正確に読み取ると良いんだよ。
それ、口耳講説でしょう。
うっ。よくわかったね。テレビの受け売りだよ。
口耳講説(こうじこうせつ)の例文
- 健太くんが話すことは、お兄さんからの口耳講説ばかりです。
- 今、話したことは、おばあちゃんからの口耳講説なんだけどね。
- どうせ雑誌の口耳講説だろうけれども、健太くんは得意げに語っていたのでした。
- 健太くんが話をしていることは、昨晩私も見たテレビ番組の口耳講説に間違いないでしょう。
- ともこちゃんから聞いた話をそっくりそのまま、兄さんに口耳講説しました。