衣帯不解の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
衣帯不解
【読み方】
いたいふかい
【意味】
不眠不休で仕事に努めること。衣服を着替えることすらせずに非常に一つの物事に専念すること。
ほぉ〜、それは「めっちゃ集中して、他のことなんて気にせんと仕事や勉強に打ち込む」ってことやな。
寝るのも食べるのも忘れるほど夢中になってるんやな。
それは、どんなに忙しくても熱中する力を持ってるってことやろ!
寝るのも食べるのも忘れるほど夢中になってるんやな。
それは、どんなに忙しくても熱中する力を持ってるってことやろ!
【語源・由来】
「衣帯」は着物と帯。着替えもせずに仕事を続けるという意味。
「衣帯と解かず」とも読む。
不解衣帯【ふかいいたい】ともいう。
不解衣帯【ふかいいたい】ともいう。
【典拠・出典】
『漢書』「王莽伝」
【類義語】
・昼夜兼行(ちゅうやけんこう)
・不眠不休(ふみんふきゅう)
・一心不乱(いっしんふらん)
・不解衣帯(ふかいいたい)
衣帯不解(いたいふかい)の解説
カンタン!解説
「衣帯不解」というのは、ものすごく集中して仕事や勉強に取り組む様子を表す言葉だよ。
この言葉の中に「衣帯」というのが入っているけど、これは昔の人々が着ていた着物と帯を指すんだ。普通、忙しくないときや寝るときには着物の帯を解いてリラックスするんだけど、この言葉の意味は、そんなこともせず、ずっとそのままの格好で、眠ることも忘れて作業や勉強を続ける、というイメージだよ。
つまり、休む間もなく、とても一生懸命になにかをしているときに「衣帯不解」という言葉を使うんだ。ちなみに、この言葉の由来は、古い中国の書物「漢書」の中の「王莽伝」という部分からきているんだよ。
衣帯不解(いたいふかい)の使い方
ふあ~あ。なんだか今日は眠たいなあ~。
いったいどうしたの?今日の授業中に寝てて先生に怒られていたじゃない。夜遅くまで勉強していたの?
いや。実は昨日発売だったゲームを夜中までずっとしていたんだ!もうちょっとでクリアできたんだけど・・・。まさに昨日の僕は衣帯不解だったね!
なんですって!?もう少しでテストなのに何しているの!赤点になっちゃうわよ!
衣帯不解(いたいふかい)の例文
- 彼は、まさに衣帯不解で受験勉強に取り組み、見事狙っていた高校に合格することが出来た。
- 彼の衣帯不解で仕事に取り組む姿には、胸が痛む。体を壊さなければいいのだが・・・。
- 衣帯不解で病気になったペットの世話をしていたが、その世話むなしくペットは天国に旅立ってしまった。
- 彼女の仕事の姿勢は衣帯不解で、家には寝に帰っているだけのようだった。
- 衣帯不解でゲームをしている暇があるんなら、早くお風呂に入ってしまいなさい!
- 彼女は衣帯不解で新薬の開発にのめり込んできたが、なかなか成果をあげることはできなかった。
例えば、仕事や勉強にとても熱中して、寝ることも忘れてしまうような状況を表している。
文字通り、服を着替える暇もないほどの意味だよ。