【四字熟語】
匹夫之勇
【読み方】
ひっぷのゆう
【意味】
考えることもなく、血気にはやるだけの勇気。
【語源・由来】
「匹夫」は身分の卑しい男のこと。転じて小人をいう。小人の勇気のこと。
【典拠・出典】
『孟子』「梁恵王・下」
【類義語】
・血気之勇(けっきのゆう)
・暴虎馮河(ぼうこひょうが)
・小人之勇(しょうじんのゆう)
・猪突猛進(ちょとつもうしん)
匹夫之勇(ひっぷのゆう)の使い方
あらまあ。健太くんったら、髪を茶色く染めて、耳にピアスまでして、先生への抵抗のつもりなの?
そうなんだ。大人は僕たちの気持ちを全く理解してくれないんだ。
そんな考えなしの抵抗は匹夫之勇で、自分の器が小さいと認めているようなものよ。もっと頭脳派な抵抗をしてみてはどう?
いい考えがあるの?姐さん、ついていきます!
匹夫之勇(ひっぷのゆう)の例文
- 考えなしの匹夫之勇の行動は、失敗するだけです。
- 匹夫之勇とならないように、事前にしっかり計画を立てるべきです。
- 頭に血が上ったまま、匹夫之勇で無駄死にするよりも、慎重に事を運んで成功したほうがいいと思わないか?
- 無謀だとわかっていても立ち向かうなんて匹夫之勇だ。
- ともこちゃんは、匹夫之勇にはやる健太くんを冷静にとめようとしていました。