著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

風前之灯【ふうぜんのともしび】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
風前之灯

【読み方】
ぶうぜんのともしび

【意味】
身の危険が眼前に迫って、落命の危機にさらされているたとえ。また、人の命や物事のはかないことのたとえ。

【語源・由来】
風にさらされ消え入りそうな灯火の意から。

【典拠・出典】

【類義語】
焦眉之急(しょうびのきゅう)
轍鮒之急(てっぷのきゅう)
燃眉之急(ねんびのきゅう)
・累卵之危(るいらんのき)
一縷千鈞(いちるせんきん)
一髪千鈞(いっぱつせんきん)
危機一髪(ききいっぱつ)
重卵之危(ちょうらんのき)

風前之灯(ふうぜんのともしび)の使い方

健太
と、ともこちゃん。僕の命は風前之灯だ。
ともこ
大丈夫よ。
健太
でも、もうがけから落ちそうなんだよ。
ともこ
落ち着いて下を見てごらんなさいよ。すぐ下に地面があるわよ。

風前之灯(ふうぜんのともしび)の例文

  1. 敵国に攻め入られ、国民は風前之灯そのものだった。
  2. ともこちゃんの命は、感染症のせいで、風前之灯だ。
  3. 健太くんは風前之灯だった子猫を救った。
  4. 風前之灯とみられていたこの会社は、ともこちゃんの奇策で救われた。
  5. 狼に囲まれた樸の命は、あわや風前之灯かと思われた。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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