孤立無援の意味(出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
孤立無援
【読み方】
こりつむえん
【意味】
たった一人で助けがない状態のこと。
「援」を「縁」と書き誤らない。
それっていうと、「全く一人ぼっちで、助けてくれる人が誰もいない」ってことか。
まるで自分だけが孤島に取り残されたような状態やな。
これは、「仲間や友達の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
まるで自分だけが孤島に取り残されたような状態やな。
これは、「仲間や友達の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【典拠・出典】
『後漢書』班超伝
【類似語】
・僑軍孤進(きょうぐんこしん)
・孤軍奮闘(こぐんふんとう)
・孤立無親(こりつむしん)
・四面楚歌(しめんそか)
・無援孤立(むえんこりつ)
・孤城落日(こじょうらくじつ)
【英語訳】
being isolated and helpless、alone and unaided(形式ばった表現)
例文 孤立無援になってもなお、私たちは戦いをやめませんでした。
Deserted by all our friends, we fought on alone.
Deserted by all our friends, we fought on alone.
孤立無援(こりつむえん)の解説
カンタン!解説
「孤立無援」っていうのは、自分を助けてくれる人やものが何もなくて、一人ぼっちの状態を表すんだよ。まるで迷子になっちゃった子供が、どこを見渡しても知ってる人が誰もいないような状況、そんな感じかな。
「無援」っていうのは、「助けがない」っていう意味だよ。
この四字熟語は、「無援孤立」と言うこともあるんだ。どちらにしても、「頼れるものが何もない、ひとりぼっち」っていう意味になるんだよね。たとえば、「友達とけんかして、孤立無援になった」っていうと、友達とけんかした結果、自分は一人ぼっちになっちゃって、誰にも頼れない状況になっちゃったってことになるんだ。
孤立無援(こりつむえん)の使い方
ちょっと大丈夫だった!?学校の山登りで班からはぐれたって聞いたけど!
そうなんだ・・・気が付いたら周りに誰もいなくて・・・山道から外れてしまったんだ。
まさに孤立無援ね。どうやってみんなと合流できたの?
むやみに歩き回らずに大声で「助けて!」って叫び続けたんだ。
無事に帰ってきて本当によかったわ。次からは気を付けてね。
孤立無援(こりつむえん)の例文
- 彼は孤立無援の状態だったが、自分のプライドのために戦いをやめなかった。
- あの人は、孤立無援の状態になっても行動し続けていた。
- あのチームのエースは、相手のマークがきつすぎてピッチ上で孤立無援の状態になっているな。
- 転校して初めて教室に入ったとき、自分は孤立無援だったが、休み時間ですぐに打ち解けることが出来た。
- 奥さんと娘さん2人は映画に行きたいと言う。釣りに行きたい自分は孤立無援だ。
- 山奥にある村は、大雪が降ると主要道路が使えなくなるので孤立無援の状態になってしまう。
- 田舎から都会に出てくると、自分が孤立無援な気がして心細くなる。
- 自衛隊やボランティアの復旧作業により、孤立無援だった集落が元に戻った。
孤立無援の文学作品などの用例
- 毛利方から火薬、武器、食糧の補給をうけていた大坂の石山城は、まったく孤立無援となった。<辻邦生・嵯峨野明月記>
自分だけ孤独な島に立っているような、そんな絵が頭に浮かぶだろう。