【四字熟語】
怨霊怪異
【読み方】
おんりょうかいい
【意味】
怨みをいだいて死んだものの霊が、それをはらそうとして引き起こす怪奇な現象。またはその霊が化物になったもの。
【語源・由来】
「怨霊」は怨みをいだいて死んだものの霊。「怪異」は怪奇な現象の意から。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・妖怪変化(ようかいへんげ)
・妖異幻怪(よういげんかい)
・魑魅魍魎(ちみもうりょう)
・怪力乱神(かいりょくらんしん)
・悪鬼羅刹(あっきらせつ)
・牛頭馬頭(ごずめず)
・異類異形(いるいいぎょう)
【英語訳】
strange incident with vengeful spirit
strangeは「怪しい」という意味の形容詞。vengefulは「復讐心にもえた」という意味の形容詞。
英文例
それはまさに怨霊怪異だった。It was just strange incident with vengeful spirit.
英文例
それはまさに怨霊怪異だった。It was just strange incident with vengeful spirit.
怨霊怪異(おんりょうかいい)の使い方
健太くん、夏よね!夏といったらあれよね!おばけ屋敷よね!
ともこちゃん、なんだかテンションたかいね、どうしたの?
できたのよ!近所の遊園地に、おばけ屋敷が!怨霊怪異とか盛りだくさんのこわーいやつが!
そんなに怖いの好きなの?ぼくは遠慮しておくよ
怨霊怪異(おんりょうかいい)の例文
- 彼とふたりで肝試しのために、幽霊が出ることで有名な場所に深夜ドライブに行ったのだが、車の窓を誰かにコンコンと叩かれてとても怖かった。きっと怨霊怪異の仕業だと思うと、怖くて眠れない。
- 私は心霊現象など全然信じていない。テレビでよくやる怨霊怪異も、きっと科学的な説明がつくはずだ。
- 私の妻は怖いものが大好きで、怨霊怪異の番組があれば必ず見る。その後、怖い怖いと大騒ぎするので、それなら初めから見なければいいのにといつも思う。
- 彼は子どものころ、とても不思議な体験をしたそうだ。それ以降、怨霊怪異を信じているという。
- 彼によく注意されるのだが、私は怨霊怪異の類が大好きだ。
まとめ
「怨霊」は怨みをいだいて死んだものの霊を、「怪異」は怪奇な現象の意から、怨霊怪異(おんりょうかいい)は、怨みをいだいて死んだものの霊が、それをはらそうとして引き起こす怪奇な現象を表す言葉となりました。夏になれば遊園地にはおばけ屋敷、テレビでは怪異番組が特番され、怨霊怪異はすっかりエンターテイメントになっています。そうした意味では、少しも怖いものではないのかもしれません。