牽強付会の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
牽強付会
【読み方】
けんきょうふかい
【意味】
自分の都合のいいように、強引に理屈をこじつけること。
ええ、それは言い換えると、「本当と違うけど、都合よく話をこじつける」ってことやな。
まるで本当のことを違うように見せて、自分の都合良くするようなことやな。
これは「ズルいことは良くない」って教えてくれる言葉なんやな。
まるで本当のことを違うように見せて、自分の都合良くするようなことやな。
これは「ズルいことは良くない」って教えてくれる言葉なんやな。
【語源・由来】
「牽強(けんきょう)」も「付会(ふかい)」も、道理に合わないことを無理矢理こじつけるということ。
「牽強附会」「牽強傅会」とも書くことがある。
【典拠・出典】
『朱子全書』「学」
【類義語】
・牽強付合(けんきょうふごう)
・漱石枕流(そうせきちんりゅう)
・付会之説(ふかいのせつ)
・郢書燕説(えいしょえんせつ)
・堅白異同(けんぱくいどう)
・堅白同異(けんぱくどうい)
・断章取義(だんしょうしゅぎ)
【英語訳】
twist an argument.
牽強付会(けんきょうふかい)の解説
カンタン!解説
「牽強付会」っていうのは、都合がいいように無理矢理理由をつける、っていうことなんだよ。「牽強」も「付会」も、自分の都合の良いように、本当は合わない理屈を無理に結びつけることを指すんだ。
例えば、「牽強付会の説」というときは、本当にその理由が合っているのか怪しい、ちょっと無理がある説明、っていう意味になるんだ。「付」は他の漢字で「附」や「傅」とも書くんだよ。
この言葉、実は古い本『朱子語類』っていうところから出てきたんだよ。でも、今でもよく使われている表現なんだ。どんなに言葉がうまくても、理由が無理矢理すぎると「牽強付会」って言われちゃうから、説明するときはちゃんと論理的に、自然につながるように話すことが大事だね。
牽強付会(けんきょうふかい)の使い方
公園で犬の散歩をしていたときに、可愛らしい女の子に出会ったんだ。
その子は、着物姿じゃなかったかしら。
そうなんだ。きっとすごくおしとやかで、やさしい女の子だと思うよ。
健太くん、牽強付会は良くないわ。公園で出会ったのは、わたしよ。
牽強付会(けんきょうふかい)の例文
- 彼は牽強付会をするところがあるから、あまり信用できないんだ。
- 牽強付会ばかりしていると、人から敬遠されてしまうよ。しっかり物事を見極めることが大切だ。
- 信じたくない気持ちはわかるけれど、都合の悪いことを全て牽強付会していてはいけないよ。
- 母はなんでも牽強付会をするので、家族はみんな混乱してしまって、とても迷惑だ。
- 君は牽強付会ばかりしていて、人の都合は考えないのか。
牽強付会の文学作品などの用例
- それは元より気立ての優しいあの娘を、御贔屓になったのには間違いございません。が、色を御好みになったと申しますのは、恐らく牽強付会の説でございましょう。<芥川竜之介・地獄変>
- これはあるいは多少牽強付会の説と見られるかもしれないがしかしとにかく一応こういう説も立て得られる。〈寺田寅彦・俳句の精神〉
ちょっと無理がある解釈をする、というニュアンスがあるんだ。