土崩瓦解の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
土崩瓦解
【読み方】
どほうがかい
【意味】
土が崩れ、瓦がばらばらに砕けるように、物事が根底から崩れて手の施しようのない状態になること。
そやから、「物事がすっかりバラバラになっちゃう」ってことなんやな。
土や瓦がゴロゴロと崩れるように、一気に何もかもがダメになるんやな。
これは、「しっかりと基盤を作らんと、いざというときに大変なことになる」って教えてくれる言葉やで。
土や瓦がゴロゴロと崩れるように、一気に何もかもがダメになるんやな。
これは、「しっかりと基盤を作らんと、いざというときに大変なことになる」って教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「瓦解」は一部分の崩れから、全体がばらばらになること。
【典拠・出典】
『史記』「秦始皇紀」
【類義語】
・瓦解土崩(がかいどほう)
・魚爛土崩(ぎょらんどほう)
・土崩魚爛(どほうぎょらん)
・氷消瓦解(ひょうしょうがかい)
土崩瓦解(どほうがかい)の解説
カンタン!解説
「土崩瓦解」っていうのは、なんかがばらばらにくずれちゃう様子を表す言葉だよ。「土が崩れ、瓦がばらばらに砕ける」っていうイメージを思い浮かべてみて。それが「土崩瓦解」だね。
「瓦解」っていうのは、一部が崩れることで全部がばらばらになっちゃう状態を指すんだ。もしくは、「瓦解土崩」ともいうんだよ。
たとえば、「土崩瓦解した徳川幕府」って言うとき、徳川幕府が本当に大変な状況になって、もう手の打ちようがない状態になった、っていうことを表してるんだ。
ちなみに、この言葉の出どころは、中国の古い歴史書『史記』の中の「秦始皇紀」っていう部分から来ているんだよ。
土崩瓦解(どほうがかい)の使い方
ええー。ともこちゃんは試合に出られないの?
そうなのよ。けがをしてしまったのよ。
ともこちゃんがいないと、あのチームは土崩瓦解してしまうよ。
そんなことないわよ。私の代わりに健太くんがみんなを支えてあげて。そして、私のために優勝旗を手に入れてきてね。
土崩瓦解(どほうがかい)の例文
- 信長に首将を討たれた今川勢が土崩瓦解して、国もとに逃げ帰りました。
- 犯人のアリバイが確認され、健太くんの推理が根底から土崩瓦解しました。
- 党首が倒れてしまっては、この党は土崩瓦解する。
- 日本の中心である東京で巨大地震が起こり、国家は土崩瓦解しました。
- 担任の先生が生徒になめられてしまい、このクラスは土崩瓦解し、荒れてしまいました。
土崩瓦解の文学作品などの用例
- フルダの「護符」なる童話劇が一大成功を博し、自然主義の王国は忽ち土崩瓦解して世は象徴主義のものとなった。<片山孤村・自然主義脱却論>
- 不手際をかこちつつ、どうやらここまでは筆をすすめて來た。しかし、土崩瓦解である。許して呉れ! 噓だ。とぼけたのだ。みんな僕のわざとしたことなのだ。〈太宰治・道化の華〉
まるで土や瓦がばらばらに崩れ落ちるような、大変な混乱状況を表すんだ。