一栄一落の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
一栄一落
【読み方】
いちえいいちらく
【意味】
人や家、国などが、一時は栄えてもやがて衰えること。世の中の繁栄と衰退の激しい移り変わりを表す。

「一栄一落」は、人や家、国などが栄えたかと思うと衰える、世の中の盛衰を表す言葉だよ。草木が春に花を咲かせ、秋に葉を落とす様子から生まれたんだ。

ニャルほど! にぎやかだった町が時代とともに静かになるように、繁栄もずっと続くとは限らないんだニャ。オラ、今の成功に油断しないことも大切だと思ったニャン。
【語源・由来】
春には草木が花を咲かせ、秋には葉が落ちることに由来する。「一」は「あるときは」の意味で、「栄」は栄えること、「落」は衰えること。自然の移り変わりをたとえに、世の中や人の栄枯盛衰を表している。「辱」(はずかしめ)の字を使う「一栄一辱」とは別の四字熟語である。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・栄枯盛衰(えいこせいすい)
・一栄一枯(いちえいいっこ)
・栄枯浮沈(えいこふちん)
・興亡盛衰(こうぼうせいすい)
【関連語】
・一栄一辱(いちえいいちじょく)
・禍福糾纆(かふくきゅうぼく)
・盛者必衰(じょうしゃひっすい)
・興亡治乱(こうぼうちらん)
「一栄一辱」は栄誉と屈辱、「禍福糾纆」は幸運と不運の関係をいう言葉。「一栄一落」は繁栄と衰退の移り変わりが中心になる。
一栄一落(いちえいいちらく)の解説
カンタン!解説
「一栄一落」は、人や国、家などが繁栄したかと思うと衰えていく、世の中の盛衰を表す言葉だよ。単に一日の中で運がよかったり悪かったりすることではなく、栄えることと衰えることの変化に重点があるんだ。
栄えているときは、その状態が永久に続くとは限らないと考える戒めにもなるよ。反対に、衰えているときは、世の中の状況は変わっていくものだと受け止めることもできるんだ。
「一」は「あるときは」、「栄」は栄えること、「落」は衰えることを表すよ。「辱」を使う「一栄一辱」は、栄誉と屈辱という別の対比なんだ。
春には花が咲き、秋には葉が落ちる。そんな草木の移り変わりを人の世に重ねた表現なんだ。
たとえば、かつて繁盛していた商店街が時代の変化で静かになったり、強い国が衰退したりする様子を「一栄一落」と表せるよ。
一栄一落(いちえいいちらく)の使い方

ともこちゃん、駅前の古い写真を見たんだ。昔は商店街がとてもにぎやかだったんだね。

そうね。今は閉店したお店もあって、ずいぶん様子が変わったわ。

栄えた町も時代とともに衰えるんだね。まさに一栄一落だな……。

そうね。また人が集まる町になるよう、新しい工夫ができるといいわね。
一栄一落(いちえいいちらく)の例文
- 『平家物語』には、平家の一栄一落が描かれている。
- 古い写真と現在の町を見比べると、商店街の一栄一落が感じられる。
- かつて繁栄した港町が衰えていく姿に、世の一栄一落を感じた。
- 歴史家は王朝の一栄一落を調べ、繁栄が長く続かなかった理由を考えた。
- 一時は行列のできる人気店が数年で閉店するとは、一栄一落の激しさを感じる。
- 成功に浮かれすぎず、一栄一落は世の常だと心に留めておきたい。


















