一栄一落の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
一栄一落
【読み方】
いちえいいちらく
【意味】
人が栄えたり衰えたりすること。人生には、よい時もあれば悪い時もあること。
順境の時は戒めとして、逆境の時は慰めの語として用いる。「辱」ははずかしめ。
時にはうまくいき、時にはダメになる。
そんな上ったり下ったりする人生を表してるんやな。
これは、「人生には上もあれば、下もある」っていう事実を教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
春になると花が咲き、秋になると葉が落ちるところからきている。「一」は”ある時は”と言う意味。「栄」は繁栄すること。「落」は衰退すること。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一栄一辱(いちえいいちじょく)
・栄枯盛衰(えいこせいすい)
・禍福糾纆(かふくきゅうぼく)
・一栄一枯(いちえいいっこ)
・栄枯浮沈(えいこふちん)
・盛者必衰(じょうしゃひっすい)
・興亡治乱(こうぼうちらん)
・興亡盛衰(こうぼうせいすい)
一栄一落(いちえいいちらく)の解説
「一栄一落」っていうのは、人の運命が上がったり下がったりすることを表すんだ。つまり、人生っていうのは、うまく行く時もあれば、うまく行かない時もあるってことなんだよ。
それを思い出すために、調子が良い時には「一栄一落」っていう言葉を使って、油断しないように気をつけるんだ。逆に、辛い時には、この言葉を思い出して、いつかは良くなるはずだから頑張ろうって励ますんだ。
「一」ってのは、「ある時は」っていう意味で、「栄」は繁栄すること、すごくうまく行くことを指していて、「落」は衰退すること、うまく行かなくなることを意味しているんだ。
この四字熟語のイメージとしては、春には花が咲き調子がいいけど、秋には葉っぱが落ちてしまう、そんな自然の移り変わりを思い浮かべるといいかもね。
例えば、「人生は一栄一落」と使うと、人生は上手く行く時もあれば、うまく行かない時もあるんだよ、っていうことを表しているんだよ。
一栄一落(いちえいいちらく)の使い方
一栄一落(いちえいいちらく)の例文
- 琵琶法師は、平家の一栄一落の話を歌にのせて日本全国を話歩いた。
- 今は成功しているあの人も、一栄一落、いつ失敗するかわからないから人生は不思議だ。
- たくさんお金を持っている人も、いつの間にか無一文になるのだから、人生は一栄一落である。
- 県民の期待を一身に背負って国会議員になった彼は、女性スキャンダルで政党からも見放されて罷免されたなんて、一栄一落を絵に描いたようだ。
- 市民マラソン大会で優勝した翌日に、こけて骨折するなんて、あの人のマラソン人生は一栄一落だ。
- 今は受験に合格して喜んでいるかもしれないが、一栄一落、これからの生活気をつけなさい。
人生は時には成功を迎え、時には失敗することもある。
そんな波状の人生を表現しているんだよ。