【四字熟語】
一栄一落
【読み方】
いちえいいちらく
【意味】
人が栄えたり衰えたりすること。人生には、よい時もあれば悪い時もあること。
順境の時は戒めとして、逆境の時は慰めの語として用いる。「辱」ははずかしめ。
【語源・由来】
春になると花が咲き、秋になると葉が落ちるところからきている。「一」は”ある時は”と言う意味。「栄」は繁栄すること。「落」は衰退すること。
【典拠・出典】
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【類義語】
・一栄一辱(いちえいいちじょく)
・栄枯盛衰(えいこせいすい)
・禍福糾纆(かふくきゅうぼく)
・一栄一枯(いちえいいっこ)
・栄枯浮沈(えいこふちん)
・盛者必衰(じょうしゃひっすい)
・興亡治乱(こうぼうちらん)
・興亡盛衰(こうぼうせいすい)
一栄一落(いちえいいちらく)の使い方
昨日はテストで満点を取ったのに、今日のテストは赤点だったよ・・・。
まさに一栄一落ね。しっかりとテスト勉強したの?
いや昨日のテストは覚えていたところがちょうど出題されて、今日のテストは全く分からないところが出題されちゃってさ~。
笑っている場合じゃないでしょう!毎日の予習復習が大切なのよ!
一栄一落(いちえいいちらく)の例文
- 琵琶法師は、平家の一栄一落の話を歌にのせて日本全国を話歩いた。
- 今は成功しているあの人も、一栄一落、いつ失敗するかわからないから人生は不思議だ。
- たくさんお金を持っている人も、いつの間にか無一文になるのだから、人生は一栄一落である。
- 県民の期待を一身に背負って国会議員になった彼は、女性スキャンダルで政党からも見放されて罷免されたなんて、一栄一落を絵に描いたようだ。
- 市民マラソン大会で優勝した翌日に、こけて骨折するなんて、あの人のマラソン人生は一栄一落だ。
- 今は受験に合格して喜んでいるかもしれないが、一栄一落、これからの生活気をつけなさい。