金城鉄壁の意味(出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
金城鉄壁
【読み方】
きんじょうてっぺき
【意味】
非常に守りの堅いことのたとえ。また、非常に堅固で、付け込むすきがないことのたとえ。金や鉄のようにきわめて堅固な城壁の意から。
そうかそうか、それは「どんなに強く攻めても入れないくらい、ガッチリ守られている」ってことやな。
まるで金や鉄でできた城みたいに、すきもなく防がれているんやな。
これは、「どんなに頑張っても突破できないくらい、しっかりと防御している」っていうイメージやな。
まるで金や鉄でできた城みたいに、すきもなく防がれているんやな。
これは、「どんなに頑張っても突破できないくらい、しっかりと防御している」っていうイメージやな。
【典拠・出典】
徐積「和倪復」
【類義語】
・金城湯池(きんじょうとうち)
・金山鉄壁(きんざんてっぺき)
・堅塞固塁(けんさいこるい)
・堅城鉄壁(けんじょうてっぺき)
・難攻不落(なんこうふらく)
・南山不落(なんざんふらく)
・要害堅固(ようがいけんご)
【英語訳】
impregnable castle (walls)
redoubtable
金城鉄壁(きんじょうてっぺき)の解説
カンタン!解説
「金城鉄壁」という言葉は、すごく固くて、何も通さない状態を表すんだよ。これは、城が金や鉄で作られていて、とても強固で、誰も中に入れないようなイメージから来てるんだ。
例えば、野球で「金城鉄壁の内野守備」って言うときは、内野守備がとても強くて、打者が打ったボールをすぐに止めてしまう、つまり一切打たれる隙がない状態を表しているんだよ。
この言葉の出どころは、徐積という人が書いた「倪復に和す」という詩から来ているんだよ。それから、これが使われるようになったんだね。
金城鉄壁(きんじょうてっぺき)の使い方
あの学校で、空手をやりたいのに、入学試験に合格するなんて、僕にとって金城鉄壁だ。
そんなことないわよ。実際400人くらいの人達が、毎年入学しているんだから。今の健太くんの成績では、金城鉄壁かもしれないけれども、がんばれば、入学可能ラインまで成績を上げることができるわ。
そうかなあ。空手の練習で忙しいんだよ?今より勉強時間を増やせないよ。
その愛する空手のためなら、勉強できるはずよ。何か工夫できないか一緒に考えましょう。
金城鉄壁(きんじょうてっぺき)の例文
- その金融機関の警備態勢は金城鉄壁といってもよいほどしっかりしていて、地下から金庫までトンネルを掘るという古典的な手も通用しないようになっている。
- 金城鉄壁を誇った大坂城も夏の陣であえなく陥落したのだった。
- 彼にこの桟橋を中心に封鎖を張らせたら、まさに金城鉄壁で、たとえ封鎖線がどこにあるか分っていても突破はできません。
- この摂津の要害へ金城鉄壁を築かれたのは、たしかに家康にとってありがたくない目の上のこぶにはちがいない。
- 犯人にあれだけ大胆な振舞いが可能だったのは、とりも直さず犯人には、一見、金城鉄壁としか思えないアリバイがあったからだと考えられるんじゃないかな。
それから転じて、どんなに攻めてもなかなか侵入できないほど、防御が強固なもの全般を指す表現になったんだ。