【四字熟語】
明鏡止水
【読み方】
めいきょうしすい
【意味】
邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。
【語源・由来】
「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。「鏡」は「けい」とも読む。
【典拠・出典】
『荘子』「徳充符」
【類義語】
・虚心坦懐(きょしんたんかい)
・光風霽月(こうふうせいげつ)
・晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)
明鏡止水(めいきょうしすい)の使い方
今日の空手の決勝戦の相手はすごかったよ。一目見て、目の前の敵は覚悟を決めて、明鏡止水の境地に達しているってわかったよ。
へえ。それでその敵の雰囲気に気圧されて、負けてしまったわけね。
そうなんだよ。僕も一緒に明鏡止水の境地に達することが出来たらよかったんだけど、未熟だったね。
精神面からして、負けてたわけね。
明鏡止水(めいきょうしすい)の例文
- 明鏡止水の境地に達していて、もう恐怖は感じず、人生の最後を迎えようと決めたのです。
- 彼女は、今回の苦境を乗り越えた末に明鏡止水の境地に達したそうです。
- 裁判官は、公正な裁判を行うために、どんなことがあっても明鏡止水の心境でいなくてはいけません。
- 僕の今日の心境は、言うなれば明鏡止水で、かつてないほどに心は穏やかで澄み渡っていました。
- 彼は、明鏡止水の心で、どんな時もどっしり構えている。