際物師【きわものし】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
際物師

【読み方】
きわものし

【意味】
その季節にだけあるもの、また一時の世間の好奇心をあおるものを作ったり、売ったりする人のこと。

【語源由来】
いつからと時期は定かではなく近世から周知されているようで、意味にある通りだがさらに転じて、品物だけでなく流行的な演劇・映画・小説などとノンフィクションを取り入れた作品なども「際物」と言う。それを扱う人物を「師」の語を合わせて「際物師」と表しました。

【類義語】
香具師・露天商人


際物師(きわものし)の使い方

ともこ
健太くん、この間の校外学習はどこに行ったの?
健太
うん、雨で中止になったから教室で日本の伝統工芸について学んだよ。
ともこ
あ!それ私も習ったかも。鯉のぼりとかの季節品の職人さんで際物師のお父さんに13歳から技法を習ったっていう人の話よね。
健太
そうそう。でも13歳からって、そんな年齢から伝統技法を守ってゆくなんてすごいよね。

際物師(きわものし)の例文

  1. 境内では稼ぎ時の際物師の声があちこちで響く。
  2. 商売に期限のある際物師の父だが売り時ではないときも忙しく働いていた。
  3. 私にとって際物師は商売人というより職人に近いように思っている。
  4. 際物師の祖父が作り上げる雛人形は大変可愛いらしく人気がある。
  5. 父に気に入られていた彼だが際物師であると分かると途端に距離を置かれた。
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