【四字熟語】
轍鮒之急
【読み方】
てっぷのきゅう
【意味】
危険や災難がさしせまっていることのたとえ。
【語源・由来】
「轍」は道に残った車輪の跡、わだちのこと。わだちの水たまりであえぐ鮒のように危険な状況。
【典拠・出典】
『荘子』「外物」
【類義語】
・涸轍鮒魚(こてつのふぎょ)
・釜底游魚(ふていゆうぎょ)
・風前之灯(ふうぜんのともしび)
・小水之魚(しょうすいのうお)
・焦眉之急(しょうびのきゅう)
轍鮒之急(てっぷのきゅう)の使い方
ともこちゃん。さっきより潮が引いているよね。
そうね。これは轍鮒之急よね。
津波が来るかもしれないってみんなに告げたほうがいいよね。
そうね。迷っている暇はないわ。大至急行動に移しましょう。
轍鮒之急(てっぷのきゅう)の例文
- 健太くんは、轍鮒之急を救ってくれたともこちゃんに頭が上がりません。
- 轍鮒之急を経験してから、命の大切さを深く感じるようになりました。
- 健太くんは溺れている少年を見つけ、轍鮒之急を救おうと川に飛び込みました。
- ともこちゃんの轍鮒之急を知った健太くんは、自分の命を顧みず助けに駆けつけました。
- 轍鮒之急を救うために消防隊員の制止を振り切り、火の中に向かっていきました。