【四字熟語】
老莱斑衣
【読み方】
ろうらいはんい
【意味】
親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。
【語源・由来】
「斑衣」は模様のある派手な服。ここでは子供が身につける派手な服。
中国周代、楚の老莱子が七十歳になっても親の前で子供の服を身につけ、小さな子が親にまとわりつくように戯れ、親に年を忘れさせようとした故事から(『孝子伝』)。
【典拠・出典】
『蒙求』「老莱班衣」
【類義語】
・斑衣之戯(はんいのたわむれ)
・三枝之礼(さんしのれい)
・慈烏反哺(じうはんぽ)
・反哺之羞(はんぽのしゅう)
・養志之孝(ようしのこう)
老莱斑衣(ろうらいはんい)の使い方
健太くん。夏休みだからって、昼間で寝ている生活は駄目だと思うわ。
暑いし、暇だし、寝る子は育つっていうし、構わないんじゃないかな。
勉強をしなさいとは言わないけれども、せめて老莱斑衣を尽くさないとだめよ。
そうだね。母さんが仕事に行っている間に家の掃除くらいはしておこうかな。
老莱斑衣(ろうらいはんい)の例文
- 私の息子は、老莱斑衣を尽くしてくれる自慢の息子です。
- 老莱斑衣なともこちゃんは、ご両親に家をプレゼントしました。
- 健太くんは老莱斑衣なので、忙しい合間を縫って頻繁に実家に帰っているようです。
- こんなに老莱斑衣な親のことを思う子供はいないよね。
- 健太くんは、老莱斑衣はもちろんのこと、おじいちゃん孝行もすごくしっかりやっています。