魑魅魍魎の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
魑魅魍魎
【読み方】
ちみもうりょう
【意味】
様々な化け物。転じて、悪いことをたくらむ人物の例え。
おお、それはもう、さまざまな「お化けや怪物」みたいなもんやな。
でも、それだけじゃなくて、「ひそかに悪さする人」のことも言うんやな。
見えんとこで自分だけ得することをするような人を、この「魑魅魍魎」という言葉で警戒するんやろな。
それって、「人のことを考えて行動する大切さ」を教えてくれるんやな。
でも、それだけじゃなくて、「ひそかに悪さする人」のことも言うんやな。
見えんとこで自分だけ得することをするような人を、この「魑魅魍魎」という言葉で警戒するんやろな。
それって、「人のことを考えて行動する大切さ」を教えてくれるんやな。
【語源・由来】
「魑魅」は山林の精気から生じるとされる化け物。「魍魎」は山川や木石などの自然物の精気から生じるとされる化け物のこと。
【典拠・出典】
『春秋左氏伝』「宣公三年」
【類義語】
・蛟竜毒蛇(こうりょうどくだ)
・狐狸妖怪(こりようかい)
・百鬼夜行(ひゃっきやこう)
・妖怪変化(ようかいへんげ)
魑魅魍魎(ちみもうりょう)の解説
カンタン!解説
「魑魅魍魎」っていうのは、怖い化け物たち全般を指す言葉なんだ。でも、具体的に言うと、人間に危害を及ぼすような悪い化け物たちを表すんだよ。
そして、その化け物たちがどこから来るかっていうと、「魑魅」は山の中から、そして「魍魎」は水辺から出てくるんだって言われているよ。これらは昔の人々が自然現象を怖がって作り上げたものだね。
それから、「魑魅魍魎」っていう言葉は、怖い化け物たちだけじゃなくて、自分の欲のために悪いことを企む人たちを表すときにも使うんだよ。だから、「魑魅魍魎が跋扈する」と言うと、その場所は悪いことをする人たちがウヨウヨしていて、とても危険な場所ってことになるんだ。
この言葉、出典は昔の中国の本で『春秋左氏伝』っていうのが元になっているんだよ。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)の使い方
ともこちゃんは魑魅魍魎がいるなんて思っていないんでしょう?
そうね。この世の中に魑魅魍魎なんているわけがないわ。いたら困るわ。
こわいんだね?体育館で、魑魅魍魎を・・・。
ああああー。それ以上言わないで。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)の例文
- 古代においては山は、魑魅魍魎が住む危険な場所と考えられていました。
- 健太くんにしてみれば、魑魅魍魎の類より、実の姉の方がよほど怖い存在です。
- 上層部の魑魅魍魎どもに僕の実力を示してやる。
- あそこは魑魅魍魎の伏魔殿だ。
- 常々、霞が関には魑魅魍魎が跋扈していると思っている。
魑魅魍魎の文学作品などの用例
- このおびただしい、異常児達を目前にすると、まるで、魑魅魍魎に包囲されてしまったような恐怖に襲われる。<檀一雄・火宅の人>
- あたかも何よ、それ畜生道の地獄の絵を、月夜に映したような怪しの姿が板戸一重、魑魅魍魎というのであろうか、ざわざわと木の葉が戦そよぐ気色だった。〈泉鏡花・高野聖〉
さらに、その比喩的な意味としては、自分の利益のためにこそこそと暗躍する人々を表現しているんだ。