著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

悪鬼羅刹【あっきらせつ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

悪鬼羅刹の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
悪鬼羅刹

【読み方】
あっきらせつ

【意味】
恐ろしい魔物の例え

四字熟語の博士
「悪鬼羅刹」という四字熟語は、非常に怖ろしい魔物や悪人を例えて表す表現なんだよ。
つまり、非常に悪い人や行為を表す時に使うんだ。
助手ねこ
ああ、それならば、「めっちゃ怖いお化けや、悪い人」ってことやな。
悪さをしている人や怖いものを指して使うんやね。
これは、「本当に怖いものや悪いことを表すための強い言葉」ってことなんやな。

【語源・由来】
「悪鬼」とは、人に悪いことをする化け物。「羅刹」は仏教で、足が速く力が強く、人をだまし、また、人を食らうという魔物から。

【典拠・出典】

【類義語】
狐狸妖怪(こりようかい)
妖怪変化(ようかいへんげ)
異類異形(いるいいぎょう)
怨霊怪異(おんりょうかいい)
怪力乱神(かいりょくらんしん)
牛頭馬頭(ごずめず)
山精木魅(さんせいもくみ)
魑魅魍魎(ちみもうりょう)

【英語訳】
man-eating fiend

fiendは「悪鬼」という意味の名詞。
英文例
彼の戦いぶりは悪鬼羅刹のようだった。His fight was just like man-eating fiend.

悪鬼羅刹(あっきらせつ)の解説

カンタン!解説
解説

「悪鬼羅刹」っていう言葉は、本当に怖くて、悪いことをするような怪物を表すんだよ。

「悪鬼」っていうのは、人にいたずらしたり、困らせるような化け物のことを指すんだ。「羅刹」っていうのは、仏教の世界で語られている怪物で、すごく足が速くて力も強くて、人をだまして食べちゃうんだよ。

だから、もし誰かが「悪鬼羅刹」と呼ばれてたら、その人はとっても悪いことをして、人々を困らせてるんだよ。例えば、「悪鬼羅刹と言われたその極悪人」って言うときは、その人がとっても悪いことをして、人々を怖がらせているってことを表しているんだよ。

悪鬼羅刹(あっきらせつ)の使い方

ともこ
ゆうべのテレビでやってた映画、見た?
健太
見たよ、戦闘シーンがすごい迫力だったよね
ともこ
主人公は、悪鬼羅刹のような戦いぶりだってわね
健太
ビデオにとっておいたから、また見ようっと

悪鬼羅刹(あっきらせつ)の例文

例文
  1. その英雄は、悪鬼羅刹のように刀をふるい、悪人たちをなぎ倒した。
  2. 口がたつうちの課長は、会議の時は悪鬼羅刹のように反対意見を次から次へと薙ぎ払った。
  3. 無差別殺人の犯人は、悪鬼羅刹のように被害者たちに襲いかかった事が、後の調べでわかった。
  4. ボクシングのチャンピョンは悪鬼羅刹のように挑戦者に襲いかかった。
  5. 悪鬼羅刹と言われたその極悪人は、最後は非業の死をとげた。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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