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風前之灯【ふうぜんのともしび】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
風前之灯

【読み方】
ぶうぜんのともしび

【意味】
身の危険が眼前に迫って、落命の危機にさらされているたとえ。また、人の命や物事のはかないことのたとえ。

【語源・由来】
風にさらされ消え入りそうな灯火の意から。

【典拠・出典】

【類義語】
焦眉之急(しょうびのきゅう)
轍鮒之急(てっぷのきゅう)
燃眉之急(ねんびのきゅう)
・累卵之危(るいらんのき)
一縷千鈞(いちるせんきん)
一髪千鈞(いっぱつせんきん)
危機一髪(ききいっぱつ)
重卵之危(ちょうらんのき)

風前之灯(ふうぜんのともしび)の使い方

健太
と、ともこちゃん。僕の命は風前之灯だ。
ともこ
大丈夫よ。
健太
でも、もうがけから落ちそうなんだよ。
ともこ
落ち着いて下を見てごらんなさいよ。すぐ下に地面があるわよ。

風前之灯(ふうぜんのともしび)の例文

  1. 敵国に攻め入られ、国民は風前之灯そのものだった。
  2. ともこちゃんの命は、感染症のせいで、風前之灯だ。
  3. 健太くんは風前之灯だった子猫を救った。
  4. 風前之灯とみられていたこの会社は、ともこちゃんの奇策で救われた。
  5. 狼に囲まれた樸の命は、あわや風前之灯かと思われた。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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