【四字熟語】
鴻鵠之志
【読み方】
こうこくのこころざし
【意味】
大人物の志(こころざし)、遠大な志のこと。また、小人物には大人物の志は理解できないことのたとえ。
【語源・由来】
大人物の遠大な考え。「鴻」は、おおとり、「鵠」は、くぐいの意味。両方ともに大きい鳥であることから、大人物の考えをたとえていう。
中国の秦の時代、日雇い労働をしていた陳勝が「互いに金持ちになっても忘れずにいよう」と仲間に言い、それを聞いた雇い主が「日雇いの分際で何を言っているんだ」と嘲笑した。 陳勝は「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」と嘆き、後に秦に反乱を起こして王になったという故事から。「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」を略した言葉。
【典拠・出典】
『史記』「陳渉世家」
【類義語】
・燕雀鴻鵠(えんじゃくこうこく)
・青雲之志(せいうんのこころざし)
・図南鵬翼(となん(の)ほうよく)
鴻鵠之志(こうこくのこころざし)の使い方
なかなか成績が上がらないよ、どうすればいいのかな?
健太くんには鴻鵠之志がないからよ。
鴻鵠之志ならあるよ!世界で有名な空手家になりたい!
そのためにならば英語の勉強を頑張ることができるわよね。
鴻鵠之志(こうこくのこころざし)の例文
- ともこちゃんは、世界から格差をなくすという鴻鵠之志を持っています。
- 鴻鵠之志を持って世界に飛び出そう。
- 健太くんはぼんやりしているように見えて、実は心に鴻鵠之志を抱いています。
- 鴻鵠之志を持った若者が少なくなりましたね。
- 月に行く日本人第一号になるという鴻鵠之志を持っています。