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直情径行の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
直情径行
【読み方】
ちょくじょうけいこう
【意味】
周りの事などおかまいなしに、自分の感情のおもむくままに行動すること。
相手の気持ちや周りの状況を気にすることなく、自分の思うままに行動すること。
言いたいことをストレートに伝えるんやな。
これは、「自分の感情を隠さずに伝えること」を表してる言葉なんやな。
【語源・由来】
「直情」はありのままの感情、「径行」は、思いを曲げずに行動すること。
【典拠・出典】
『礼記』「檀弓・下」
【類義語】
・軽率短慮(けいそつたんりょ)
・短慮軽率(たんりょけいそつ)
・直言直行(ちょくげんちょっこう)
・猪突猛進(ちょとつもうしん)
・暴虎馮河(ぼうこひょうが)
・匹夫之勇(ひっぷのゆう)
【対義語】
・因循姑息(いんじゅんこそく)
・熟慮断行(じゅくりょだんこう)
【英語訳】
impulsive and straightforward
guileless
be of a straightforward disposition
be honest in one’s actions
honest
She acts as his heart dictates (with no thought of her interests).
彼は直情径行で曖昧を許さなかった。
He was honest in his actions and hated equivocality.
直情径行(ちょくじょうけいこう)の解説
「直情径行」っていうのは、自分の感じたことをそのままに行動に移すことを表すんだよ。
「直情」っていうのは、自分がその場で感じた、素直な感情のこと。「径行」っていうのは、考えたことをそのまま行動に移すことだよ。
なんていうか、自分が感じたこと、考えたことをそのまま行動に移す、ストレートに行動することをイメージしてみて。そんな様子を「直情径行」というんだ。
例えば、「直情径行な性格」と言うときは、自分の感じたことをそのまま行動に移す、ストレートな性格を指しているんだよ。この言葉の出どころは、『礼記』の中の「檀弓下」っていう部分から来ているんだよ。
直情径行(ちょくじょうけいこう)の使い方
直情径行(ちょくじょうけいこう)の例文
- 直情径行の振る舞いに皆激怒した。
- 気性は激しく、直情径行で、自分の行動は常に覆った通りに実行するのが彼だった。
- 直情径行は彼女の悪いところでもあるが、目的に素直であるところは良いところでもあった。
- 周りの意見も聞かず、周りの様子も構うことなく、いつも自分勝手なことをする直情径行なところがあった。
- 彼の性格は直情径行で、短絡的に言動するところが評判を悪くしていた。
直情径行の文学作品などの用例
- 気性は私以上に激しく、直情径行で、理に適ったことを曲げるのを極端に嫌った。<辻邦生・西行花伝>
自分の気持ちを直接的に、包み隠さず表現するという意味があるんだよ。