著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

空空漠漠【くうくうばくばく】の意味と使い方や例文(類義語・対義語)

【四字熟語】
空空漠漠

【読み方】
くうくうばくばく

【意味】
果てしもなく広いさま。また、とりとめもなくぼんやりしたさま。

【典拠・出典】

【類義語】
曖昧模糊(あいまいもこ)
有耶無耶(うやむや)
雲煙模糊(うんえんもこ)
五里霧中(ごりむちゅう)

【対義語】
一目瞭然(いちもくりょうぜん)
明明白白(めいめいはくはく)

空空漠漠(くうくうばくばく)の使い方

ともこ
健太くん。健太くんってば。
健太
ああ。ともこちゃん。何だい?
ともこ
健太くんってば、空空漠漠として私の話を聞いていなかったでしょう。
健太
ああ。ごめんね。考え事をしてしまっていたよ。もう一回聞かせてくれる?

空空漠漠(くうくうばくばく)の例文

  1. ともこちゃんは、先ほどから空返事ばかりで空空漠漠としています。
  2. 空空漠漠としているようで、彼はちゃんと話を聞いていますから安心してください。
  3. 船室から出て甲板に上がってみると、空空漠漠たる海が広がっていました。
  4. ビルに囲まれて育った僕は、空空漠漠として何も遮るものがない大空に感動しました。
  5. 健太くんの話を聞いてみたけれども、空空漠漠とした計画で、正直、不安を感じました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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