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出典:李白(りはく)の四字熟語一覧

李白肖像

李白(りはく、701年 – 762年10月22日)は、中国盛唐時代の詩人であり、中国詩歌史上において最高の存在とされる。字(あざな)は太白、号は青蓮居士と言い、その放浪の生涯や奔放で変幻自在な詩風から「詩仙」と称される。同時代の杜甫と並び称され、二人は「李杜」と呼ばれることもある。

李白の出自や出身地は諸説が存在しており、確定的なことは言えないが、通説としては、隴西郡成紀県(現在の甘粛省天水市秦安県)の出身とされる。また、彼の家系は、隋末の混乱期に何らかの事情で西域に追放されたが、後に四川省に移住したという。その後、20世紀には李白が西域の胡人、つまり非漢人の出自であるとの新説も登場している。

彼の生涯は、放浪を中心としており、玄宗朝に仕えたこともあったが、基本的には自由奔放に生きた。酒や月、山などを詠む詩が特徴で、道教的な幻想に溢れた作品を多数残している。彼の詩には「両人対酌して山花開く、一杯一杯又一杯」「白髪三千丈、愁いに縁よりて個かくの似ごとく長し」といった、人々に親しまれる句が多い。

総じて、李白はその生涯と詩で多くの人々に影響を与え、中国詩の歴史において不朽の名を持つ詩人として知られている。

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