【四字熟語】
甕裡醯鶏
【読み方】
おうりけいけい
【意味】
世の中を知らないつまらぬ卑小な者という意味の例え。
【語源・由来】
孔子が老子にあって話を聞いた後、弟子の顔回に、この私は甕(かめ)のなかのさけの中にわく虫と同じほどのくだらない存在だと話したという。
【典拠・出典】
『荘子』「田子方」
【類義語】
・管窺蠡測(かんきれいそく)
・管中窺豹(かんちゅうきひょう)
・井底之蛙(せいていのあ)
・尺沢之鯢(せきたくのげい)
・遼東之豕(りょうとうのいのこ)
甕裡醯鶏(おうりけいけい)の例文
ともこちゃん。やったあ。体育の時間に、100メートルでナンバーワンになったよ。僕って天才かもしれないよ。
甕裡醯鶏よ。もっとはやい人は世の中にたくさんいるわ。
そうだね。じゃあ、もっと練習して全国大会を目指すよ。
そうね。がんばってね。
甕裡醯鶏(おうりけいけい)の使い方
- 甕裡醯鶏、本を読むことは大事だけど、外の世界に目をむけることも大事だよ。
- 甕裡醯鶏、学校で一番をとってからじゃなく、全国模試で一番をとってから自慢してほしい。
- 甕裡醯鶏、田舎では一番かわいかったけれども、都会にはかわいい人がいっぱいいる。
- 全国大会に出て、自分は甕裡醯鶏だったと知りました。
- 甕裡醯鶏、世界にはもっと上がたくさんいるよ。