国士無双の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
国士無双
【読み方】
こくしむそう
【意味】
国の中で並ぶものがいないほど、すぐれた人のこと。
みんなの中で一番すごい、そんな特別な人を指すんやな。
これは、「一人前になるためには他の誰とも違う特別さを持つべきや」って教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「国士(こくし)」とは、国の中で傑出したひとのこと。
「無双(むそう)」とは、この世に二つとない、並ぶことができないということ。
「双(そう)」とは、並ぶ、匹敵するということ。
もと中国漢の蕭何(しょうか)が、後に軍の指揮官として漢王朝の成立に大功をあげた、韓信(かんしん)を評して、劉邦に推薦したときに「彼は国士無双である」といったとされることから由来している。
【典拠・出典】
『史記』「淮陰侯伝」
【類義語】
・天下無双(てんかむそう)
・海内無双(かいだいむそう)
・天下一品(てんかいっぴん)
・天下第一(てんかだいいち)
・天下無敵(てんかむてき)
・天下無類(てんかむるい)
・当代第一(とうだいだいいち)
・当代無双(とうだいむそう)
【英語訳】
thirteen grades of imperial treasure.
person of great caliber unparalleled in the land.
person of unsurpassed distinction.
国士無双(こくしむそう)の解説
「国士無双」っていうのは、その国の中で比べ物にならないほどすごい人を指すんだよ。言葉を分解すると、「国士」はその国で特にすごいと思われる人を指すんだ。そして、「無双」は他に匹敵するものがない、つまり一つしかないって意味だよ。
これは昔、中国の蕭何っていう人が、後に軍のリーダーとして活躍した韓信って人を、劉邦(これが中国の漢王朝の初代皇帝)に紹介するときに使った言葉なんだ。出典は、中国の古い歴史書『史記』の「淮陰侯伝」っていう部分だよ。
だから、「国士無双」って言うときは、その人が他の誰にも負けないくらいすごい、という意味になるんだよ。
国士無双(こくしむそう)の使い方
国士無双(こくしむそう)の例文
- 国士無双の彼が国を治めると、国民は安心して暮らせるだろう。
- 国士無双という英雄が現れたと、村では噂になっている。
- 誰でもいいわけではない。国士無双の彼だからこそ、みんなが信頼しているんだ。
- 国士無双の存在には、簡単にはなることはできない。
全ての人々の中でも、彼または彼女のようなすばらしい人は二人といないという意味があるんだ。