【四字熟語】
解語之花
【読み方】
かいごのはな
【意味】
美人のこと
【語源・由来】
「解語」は、ことばがわかること。ことばがわかる花の意から。中国の唐の玄宗皇帝が楊貴妃をさして言ったことばから。「帝、妃子を指して左右に謂いいて曰いわく、『此この解語の花を如何いかんせん』と」とある。
【典拠・出典】
『開元天宝遺事』
【類義語】
・明眸皓歯(めいぼうこうし)
・朱唇皓歯(しゅしんこうし)
・沈魚落雁(ちんぎょらくがん)
・一顧傾城(いっこけいせい)
・傾城傾国(けいせいけいこく)
・花顔柳腰(かがんりゅうよう)
・羞花閉月(しゅうかへいげつ)
・羞月閉花(しゅうげつへいか)
・閉月羞花(へいげつしゅうか)
・容姿端麗(ようしたんれい)
【対義語】
・人三化七(にんさんばけしち)
・牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)
・敗柳残花(はいりゅうざんか)
【英語訳】
a beauty
a belle
a beautiful woman
a pretty woman
例文
Akita is historically famous for its pretty women.
秋田は昔から美人が多いことで有名だ。
Akita is historically famous for its pretty women.
秋田は昔から美人が多いことで有名だ。
解語之花(かいごのはな)の使い方
隣のクラスはいいなあ。何れ菖蒲か杜若、この学年の解語之花が全員集合って感じだよな。
ふーん、いかにも「僕、秀才です」って言い方よね。頭のいいとこ見せて、美人に注目されたいのかなー?
注目されたかったら隣のクラスで言ってるさ。うちのクラスで言ってもしょうがないじゃん。
ちょっと、喧嘩売ってる?
解語之花(かいごのはな)の例文
- あそこの家は美人の家系でね、上の娘も下の子たちもそれぞれに美形なんだよ。それに彼女たちの母親ってのが、かつてはミスコンの代表に選ばれたほどの解語之花なんだ。
- 「解語之花」も「明眸皓歯」も美人を指す言葉だけれど、どちらも楊貴妃のことを言い表した言葉らしい。さすがクレオパトラや小野小町と並ぶ世界三大美女の一人。男たちは言葉を尽くしてその美しさを褒め称えたんだろうね。まあ、玄宗皇帝の愛妃だったから皇帝にゴマをする意味もあったのかもしれないけれど。