海内無双の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
海内無双
【読み方】
かいだいむそう
【意味】
この世に並ぶものがないほど優れていること。
みんなの中でもダントツで一番になるんやな。
これは、「自分の強さや優れた部分を大切にする」っていう意味やな。
【語源由来】
「海内」は四海の内という意味から転じて世界や国内、この世、天下の意味で、「無双」は並ぶものがない、比べることができない、対比できない、二つとないこと、匹敵するものがないという意味です。
【典拠・出典】
『文選』東方朔「答客難」
【類義語】
・挙世無双(きょせいむそう)
・国士無双(こくしむそう)
・古今独歩(ここんどっぽ)
・天下第一(てんかだいいち)
・天下無双(てんかむそう)
・寡二少双(かじしょうそう)
・挙世無双(きょせいむそう)
・古今無双(ここんむそう)
・古今無比(ここんむひ)
・古今無類(ここんむるい)
・天下一品(てんかいっぴん)
・天下無敵(てんかむてき)
・天下無比(てんかむひ)
・天下無類(てんかむるい)
・当代第一(とうだいだいいち)
・当代無双(とうだいむそう)
・斗南一人(となんのいちに)
・非常之人(ひじょうのひと)
【英語訳】
unparalleled in the whole country
海内無双(かいだいむそう)の解説
「海内無双」っていうのは、この世で一番すごい、誰にも負けないって意味だよ。「海内」っていうのは、この世全体、みんなが住んでいるこの世界のことを指すんだ。「無双」っていうのは、同じようなものが二つとない、つまり、誰にも匹敵しないって意味だよ。
だから、「海内無双」っていう言葉は、この世で誰にも負けないくらいすごい、ということを表すんだ。例えば、「海内無双の名力士」って言うと、その力士はこの世で一番強い、誰にも負けない力士って意味になるんだ。
この言葉は、「文選」という本の中の東方朔という人の「客の難ずるに答う」っていう部分から来ているんだよ。
海内無双(かいだいむそう)の使い方
海内無双(かいだいむそう)の例文
- あの横綱は海内無双の力士と言われています。
- 日本の戦国時代における海内無双の人物といえば、人は織田信長を挙げるのではないだろうか。
- 富士山は高さ、美しさ、いずれの視点でも海内無双の山です。
- 海内無双の天才と呼ばれています。
- あの野球選手は海内無双の運動神経を持っています。
海内無双の文学作品などの用例
- あいつらは闇夜にホタルの火で、矢倉をきめるんやさけのう。海内無双じゃよ、雑賀衆は。<津本陽・雑賀六字の城>
海の中に無双(他に匹敵するものがない)という強いイメージが込められているんだ。