「な行」漢検準1級の四字熟語一覧
南山捷径(なんざんしょうけい)
終南山には仕官の近道がある。また、正規の段階をふむことなく官職につく法をいう。
南山之寿(なんざんのじゅ)
南山が欠けず崩れないように、事業がいつまでも栄え続くこと。転じて、長寿を祝う言葉。
難中之難(なんちゅうのなん)
難しいことの中でも、とりわけて難しいこと。
南都北嶺(なんとほくれい)
奈良と比叡山のこと。また、奈良の興福寺と比叡山の延暦寺のこと。
二姓之好(にせいのこう)
夫の家と妻の家との親しい交際のこと。結婚に際していう。
日常坐臥(にちじょうざが)
日常いつでもという意味。毎日の生活のこと。普段ということ。
忍気呑声(にんきどんせい)
怒りをこらえて声に出さないこと。遠慮して憤りを抑え、言いたいこともあえて言わないでいること。
燃犀之明(ねんさいのめい)
物事の本質を明らかに見抜く見識があることのたとえ。
燃眉之急(ねんびのきゅう)
危険が非常にさし迫っていること。
嚢沙之計(のうしゃのけい)
漢の将軍韓信が多くの土嚢で川の上流をせき止め、敵が川を渡ろうとするとき一挙に水を流し敵を打ち破ったという計略のこと。
嚢中之錐(のうちゅうのきり)
すぐれた人物は、平凡な人の中にいても必ず才能を発揮し真価があらわれることのたとえ。
能鷹隠爪(のうよういんそう)
人よりすぐれた能力を持つ人はその力量をやたらに人前で誇示するようなことはしないということ。