著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

漢検2級の四字熟語一覧と意味付き【漢字検定】

漢検2級の四字熟語一覧

漢検2級に出題される四字熟語一覧を五十音順に並べました。

【レベル対象漢字数】
高校卒業・大学・一般程度(2136字

常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル。

【領域・内容】
典拠のある四字熟語を理解している(鶏口牛後、呉越同舟 など)。

典拠のある四字熟語一覧は、「四字熟語の典拠・出典一覧」をご覧ください。

勉強しやすいように、対象となる四字熟語を意味付きで掲載していますので、漢字検定2級の合格に是非お役立てください。

その他の級はこちらをご覧ください。

【索引】漢検2級の四字熟語 検索

索引
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行

「あ行」漢検2級の四字熟語一覧

哀毀骨立(あいきこつりつ)

悲しみの極み。親との死別にひどく悲しむこと。


握髪吐哺(あくはつとほ)

立派な人材を求めるのに熱心なこと。


衣錦還郷(いきんかんきょう)

立身出世、または成功して故郷に帰ること。故郷に錦(にしき)を飾ること。
錦を着て故郷に帰る意味から。「錦」は金銀の多彩な色糸を用いて織った豪華に輝く絹織物のこと。成功の証として、立派な衣服を着て故郷に帰るという意味。


一行三昧(いちぎょうざんまい)

心を一つにして仏道修行に励むこと。仏教語で「一行」は一事に熱中すること。「三昧」は仏道の修行に一心になる意。とくに念仏三昧のことを言う。


一目瞭然(いちもくりょうぜん)

ちょっと見ただけで、はっきりと明らかなこと。


一旦緩急(いったんかんきゅう)

ひとたび緊急の事態になった時。いざという場合。


一筆勾消(いっぴつこうしょう)

これまでのすべてを取り消すこと。筆で一気に消し去ってしまうこと。一気に物事や関係をやめてしまうこと。


鬱鬱勃勃(うつうつぼつぼつ)

生気に満ちて盛んになること


円頓止観(えんどんしかん)

人格を完成した究極の境地をいう。仏教で、すべての物事をかけることなくそなえ雑念がなく、ただちに悟りに至る境地のこと。すべての存在が、そのまま真実の理法にかなうことを修得する観法。


横眉怒目(おうびどもく)

怒っている表情。目くじらをたてること。
きびしい表情や怒気をみなぎらせ、険しい目付きで睨みつける様子。


岡目八目(おかめはちもく)

当事者よりも第三者のほうが、情勢や損得などを正しく判断できること。


怨親平等(おんしんびょうどう)

仏教のことばで、敵を憎悪せず、味方をえこひいきすることもなく、両者を平等に見ようとする心のあり方のこと。


怨憎会苦(おんぞうえく)

怨憎む者にも会わなければならない苦しみのこと。仏教で説く、人間界の八つの苦しみの一つ。


怨敵退散(おんてきたいさん)

仏教のことばで、折伏(しゃくふく)の祈祷などで唱える語。「私が怨みを抱いている敵よ、退散するがよい」の意。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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