著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

漢検1級の四字熟語一覧と意味付き【漢字検定】

漢検1級

「や行」漢検1級の四字熟語一覧

夜雨対牀(やうたいしょう)

兄弟関係や友人関係が良好で、仲むつまじいことのたとえ。夜、雨の音を聞きながら、兄弟が寝台を並べて仲よく眠るという意味から。


八咫之鏡(やたのかがみ)

三種の神器の一。天照大神が岩戸に隠れたとき、石凝姥命が作ったとされる鏡。わが国の皇位継承の象徴。
三種の神器のうつのほかの二つは天叢雲剣と八尺瓊勾玉。


黝堊丹漆(ゆうあくたんしつ)

建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。


游雲驚竜(ゆううんきょうりょう)

空にながれ行く雲と空翔ける竜。能書(すぐれた筆跡)の形容。


勇往邁進(ゆうおうまいしん)

どんな困難にもひるまず、自分の目的・目標に向かって、ひたすら前進すること。「勇往」は勇んで行くこと。「邁進」は勇敢に突き進んで行くこと。


勇気凛凛(ゆうきりんりん)

失敗や危険を恐れず気力に溢れていて、勇ましい様子。


融通無礙(ゆうずうむげ)

何かにこだわることがなく、思考や行動が自由であること。


優游涵泳(ゆうゆうかんえい)

ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。


余韻嫋嫋(よいんじょうじょう)

音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。詩や文章の表現の背後に感じられる風情にもたとえる。


羊裘垂釣(ようきゅうすいちょう)

羊のかわごろもを身につけ、釣り糸をたれること。隠者の形容。「裘」はかわごろも、「釣」は釣り針の意。


羊很狼貪(ようこんろうどん)

命令に従わずに道理に背き、狼のように欲深いこと。


妖姿媚態(ようしびたい)

いかにもなまめかしく美しい姿。また、そのような女性が人を惑わすような、笑いこびるしぐさをすることにもいう。


揺頭擺尾(ようとうはいび)

人に気に入られるようにこびへつらうさま。


瑶林瓊樹(ようりんけいじゅ)

人品が卑しくなく高潔で、人並みはずれていること。玉の木や林。


薏苡明珠(よくいめいしゅ)

無実の嫌疑をかけられること。


翼覆嫗煦(よくふうく)

翼で包み抱き温める。転じて、いつくしむこと、愛撫すること。親が子を、為政者が人民を、男が女をいつくしむ。


余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)

ゆったりと落ち着いているさま。「余裕」はあせらずゆったりとしていること。ゆとりのあること。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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