「ら行」漢検5級の四字熟語一覧
落花流水【らっかりゅうすい】
散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物が落ちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。
覧古考新【らんここうしん】
古きをかえりみて、新しきを考え察すること。
乱雑無章【らんざつむしょう】
めちゃくちゃですじみちが立たないこと。
利害得失【りがいとくしつ】
利益と損失。得るものと失うもの。自分の得するものと損をするもの。
立身出世【りっしんしゅっせ】
成功して、有名になること。社会的に認められ、世間に知られるようになること。
理非曲直【りひきょくちょく】
道理に合っていることと合っていないこと。不正なことと正しいこと。
流星光底【りゅうせいこうてい】
勢いよく振り下ろす刀の光を流星にたとえていう。
良知良能【りょうちりょうのう】
経験・教育などをしなくても、生まれながらに備わっている知恵や能力。子が親を敬愛することの類(たぐい)をいう。
緑林白波【りょくりんはくは】
盗賊の異名。
緑酒紅灯【りょくしゅこうとう】
歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。
量体裁衣【りょうたいさいい】
実際の状況に応じて、物事を現実に適した形で処理する策を講じること。からだの寸法を測って、寸法通りに衣服を作る意から。
量才録用【りょうさいろくよう】
人それぞれの才能をよく考えて登用すること。
良玉精金【りょうぎょくせいきん】
性格が穏やかで純粋なこと。
良弓難張【りょうきゅうなんちょう】
才能のある人物は使いこなすのは難しいが、上手に使えば非常に役に立つということ。
理路整然【りろせいぜん】
文章や話が、秩序立てた論理で展開されているさま。
臨機応変【りんきおうへん】
ものごとを、その時その場の状況に合わせて、適切に処理すること。状況に応じた行動をとること。
臨終正念【りんじゅうしょうねん】
死に臨んで心静かに乱れないこと。また、死に臨んで心静かに阿弥陀仏を念じて極楽往生を願うこと。
冷暖自知【れいだんじち】
水の冷暖は自分で飲んでみて知るように、真の悟りは修行を積み重ね、自分で会得するものであることのたとえ。
老成持重【ろうせいじちょう】
十分な経験があり、そのうえ慎重なこと。
老成円熟【ろうせいえんじゅく】
経験が豊富で、人格・知識・技能などが十分に熟達して、ゆたかな内容を持っていること。
老少不定【ろうしょうふじょう】
人間の寿命は年齢に関係なく、予知できないものだということ。
六十耳順【ろくじゅうじじゅん】
六十歳で人の言うことが素直に受け入れられるようになった。