「や行」漢検準1級の四字熟語一覧
山雀利根(やまがらりこん)
広く世の中を知ることはせず、自分の知っていることだけにこだわることのたとえ。
維摩一黙(ゆいまいちもく)
多弁より沈黙がまさっていることのたとえ。
邑犬群吠(ゆうけんぐんばい)
小人がこぞって集まり、人のうわさなどを盛んに言い合うことの形容。また、小人が多く賢人を非難するたとえ。村里にすむ犬が群がって吠えるという意から。「邑」は村里のこと。「群吠」は群がって吠える意。「吠」は「べい」とも読む。
宥坐之器(ゆうざのき)
『荀子』「宥坐」より。座右において戒めとする道具。
有終之美(ゆうしゅうのび)
終わりを全うすること。
有職故実(ゆうそくこじつ)
朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。
優孟衣冠(ゆうもういかん)
他人のまねをする人、演技をする人のたとえ。また外形だけは似ていて実質の伴わないもののたとえ。
勇猛果敢(ゆうもうかかん)
危険や困難を恐れずに、力強く思い切りのよい決断をして行動すること。
遊戯三昧(ゆげざんまい)
仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。
用管窺天(ようかんきてん)
視野や見識が狭いことのたとえ。細い管から天をうかがい見る意。
鷹犬之才(ようけんのさい)
自分が手先に使って役に立つ才能の持ち主。
傭書自資(ようしょじし)
文章を書いて生活の糧とすること。
鷹視狼歩(ようしろうほ)
たかのように鋭い目つきと、おおかみのように欲深く獲物を求めるような歩き方。猛々しく欲深で残忍な人物の形容。
庸中佼佼(ようちゅうのこうこう)
平凡な者の中でややすぐれた者の意。
羊頭狗肉(ようとうくにく)
うわべや宣伝文句は立派だが、中身や実質がともなわないこと。
蠅頭細書(ようとうさいしょ)
細かい文字のこと。
耀武揚威(ようぶようい)
武力や威力をあげ示すこと。
容貌魁偉(ようぼうかいい)
姿かたちが堂々として大きく立派なさま。「魁偉」は大きくて立派なさま。
輿馬風馳(よばふうち)
非常に速いことのたとえ。