著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

漢検準1級の四字熟語一覧と意味付き【漢字検定】

漢検準1級

「や行」漢検準1級の四字熟語一覧

山雀利根(やまがらりこん)

広く世の中を知ることはせず、自分の知っていることだけにこだわることのたとえ。


維摩一黙(ゆいまいちもく)

多弁より沈黙がまさっていることのたとえ。


邑犬群吠(ゆうけんぐんばい)

小人がこぞって集まり、人のうわさなどを盛んに言い合うことの形容。また、小人が多く賢人を非難するたとえ。村里にすむ犬が群がって吠えるという意から。「邑」は村里のこと。「群吠」は群がって吠える意。「吠」は「べい」とも読む。


宥坐之器(ゆうざのき)

『荀子』「宥坐」より。座右において戒めとする道具。


有終之美(ゆうしゅうのび)

終わりを全うすること。


有職故実(ゆうそくこじつ)

朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。


優孟衣冠(ゆうもういかん)

他人のまねをする人、演技をする人のたとえ。また外形だけは似ていて実質の伴わないもののたとえ。


勇猛果敢(ゆうもうかかん)

危険や困難を恐れずに、力強く思い切りのよい決断をして行動すること。


遊戯三昧(ゆげざんまい)

仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。


用管窺天(ようかんきてん)

視野や見識が狭いことのたとえ。細い管から天をうかがい見る意。


鷹犬之才(ようけんのさい)

自分が手先に使って役に立つ才能の持ち主。


傭書自資(ようしょじし)

文章を書いて生活の糧とすること。


鷹視狼歩(ようしろうほ)

たかのように鋭い目つきと、おおかみのように欲深く獲物を求めるような歩き方。猛々しく欲深で残忍な人物の形容。


庸中佼佼(ようちゅうのこうこう)

平凡な者の中でややすぐれた者の意。


羊頭狗肉(ようとうくにく)

うわべや宣伝文句は立派だが、中身や実質がともなわないこと。


蠅頭細書(ようとうさいしょ)

細かい文字のこと。


耀武揚威(ようぶようい)

武力や威力をあげ示すこと。


容貌魁偉(ようぼうかいい)

姿かたちが堂々として大きく立派なさま。「魁偉」は大きくて立派なさま。


輿馬風馳(よばふうち)

非常に速いことのたとえ。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。