著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

漢検1級の四字熟語一覧と意味付き【漢字検定】

漢検1級

「ま行」漢検1級の四字熟語一覧

麻姑掻痒(まこそうよう)

物事が思いのままになること。


摩頂放踵(まちょうほうしょう)

自分の身を犠牲にして、他人のために尽くすこと。


満身創痍(まんしんそうい)

からだじゅうが傷だらけの様子。また、ひどく非難されて痛めつけられること。


万目睚眥(まんもくがいさい)

多くの人に睨まれること。


満目蕭条(まんもくしょうじょう)

見渡すかぎりもの寂しいさま。


曼理皓歯(まんりこうし)

美人のこと。


無辜之民(むこのたみ)

罪なき人びと。


無根無蔕(むこんむてい)

よりどころがまったくないこと。


無慙無愧(むざんむき)

悪事を働いても、それを恥じることなく平気でいること。仏教語。


無病呻吟(むびょうしんぎん)

大したことはないのに大げさに騒ぎたてること。病気でもないのに苦しげにうめきたてる意。


霧鬢風鬟(むびんふうかん)

美しい髪のたとえ。


無辺無礙(むへんむげ)

広大で限りがなく自由で煩悩のさまたげがない。仏教の語。


毋望之禍(むぼうのわざわい)

思いがけないわざわい。


無欲恬淡(むよくてんたん)

欲がなく淡泊で、物事に執着しないさま。


無余涅槃(むよねはん)

肉体などの形の制約から解放された悟りの境地。心だけでなく肉体のわずらいからも解放された悟りの世界。


銘肌鏤骨(めいきるこつ)

心に深く刻み込んで忘れないこと。


明察秋毫(めいさつしゅうごう)

眼力の鋭いこと。細かい点も逃さず見抜く意。


明窓浄几(めいそうじょうき)

清潔で快適に勉強できる書斎。明るい窓辺に塵ひとつない清らかな机の意。転じて、書斎を意味する。


明眸皓歯(めいぼうこうし)

美女の形容。美しく澄んだ目もとと、白く美しい歯並びの意から。非業の死を遂げた楊貴妃をしのんで、唐の詩人杜甫が作った詩の語で、もとは楊貴妃の美貌を形容した語。


明朗闊達(めいろうかったつ)

明るくほがらかで、細事にこだわらないさま。


面折廷諍(めんせつていそう)

面と向かって臆することなく争論すること。


罔極之恩(もうきょくのおん)

父母の恩。


毛骨悚然(もうこつしょうぜん)

ひどく恐れおののくさま。毛髪や骨の中にまで恐れを感じるということから。


沐浴斎戒(もくよくさいかい)

神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。


沐浴抒溷(もくよくじょこん)

髪やからだを洗い清めて、けがれを取り除くこと。


門巷填隘(もんこうてんあい)

人が多く集まりくる形容。門や門前の小道に人が多く集まり、そこがふさがり狭くなる意。


悶絶躄地(もんぜつびゃくじ)

転げまわって悶え苦しむこと。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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